ルノーF1チームのテクニカル・ディレクターを務めるニック・チェスターcopyright XPB / James Moy Agency

ニック・チェスター

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人物データ

名前
ニック・チェスター / Nicholas Richard Chester
国籍
イギリス
出身地
リポン
生年月日
1969年03月22日 / 49歳

ニック・チェスター(Nicholas Richard Chester)は、イギリス・ノース・ヨークシャーの小さな観光町、リポン出身のF1エンジニア。度重なる買収のために多数のチームに籍を置く事になったものの、一貫してエンストンのチームでキャリアを重ね、2019年現在、ルノーF1チームのテクニカル・ディレクターを務めている。

1991年にケンブリッジ大学を卒業後、94年に車両シミュレーターとしてシムテック・リサーチに入社し、フォーミュラ1でのキャリアをスタートさせた。その翌年にはアロウズへと移籍。サスペンション設計を経て、デーモン・ヒルとペドロ・ディニスのパフォーマンス・エンジニアを務めた。その後はレースエンジニアへと昇格し、ミカ・サロとペデロ・デ・ラ・ロサをサポートした。

2000年にテストエンジニアとしてベネトンへ移籍。アレキサンダー・ブルツとジャンカルロ・フィジケラ、そしてマーク・ウェバーを補佐した。ルノーに買収されワークスとなった01年にはフィジケラを、02年から04年まではヤルノ・トゥルーリをパフォーマンス・エンジニアとしてサポート。04年モナコGPでのトゥルーリ生涯唯一の勝利に貢献した。

2005年に、サスペンション、ブレーキ、シミュレーションを統括する車両パフォーマンス部門(VPG)の責任者に就任。ニック・チェスター率いるVPGが手がけた革新的なシステム「チューンド・マスダンパー」によってシャシー姿勢が大幅に安定。エンストンのチームに2年連続のコンストラクタータイトルをもたらすと共に、フェルナンド・アロンソの2冠に大きく貢献した。

2010年にはパフォーマンスシステム部門のトップに昇格。これまでのVGPと合わせて、コントロールシステムとダイナモ・オペレーションを監督する立場となった。チームは2011年にグループ・ロータスに売却され「ロータス・ルノーGP」に。チームに残ったチェスターは、2012年にロータスのエンジニアリング・ディレクターに任命され、その1年後に、チームを去ったジェームス・アリソンの後任として技術部門のトップ、テクニカルディレクターに就任した。

主なキャリア

概要
1995-2000 アロウズのレースエンジニア
2000 テストエンジニアとしてベネトンへ移籍
2001 買収されルノーとなったチームでレースエンジニアに昇格
2005 車両パフォーマンス部門の責任者に就任
2010 パフォーマンスシステム部門のトップに昇格
2012 ロータスのエンジニアリング・ディレクターに就任
2013 テクニカル・ディレクターに昇格