ボブ・ベル
人物データ
名前 | ボブ・ベル / Bob Bell |
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国籍 | イギリス |
出身地 | 北アイルランド・ベルファスト |
生年月日 | 1958年04月10日 / 66歳 |
ボブ・ベル(Bob Bell)は1958年4月10日生まれのイギリス人F1エンジニア(北アイルランド・ベルファスト)。専門は空力学。2016年以降、ルノー・スポールF1チームの技術部門を率いるチーフ・テクニカル・オフィサーを務めていたが、2018年7月31日、第一線を退くことが発表された。テクニカルアドバイザーという肩書でチームへの関与を続けるものの、段階的にその役割を次世代に引き継ぐ事になる。
ベルファストのクイーンズ大学で航空工学を専攻し博士号を取得。1982年に空力エンジニアとしてマクラーレンに入社しF1キャリアをスタートさせた。1997年にシニアエアロダイナミシストとしてベネトン・フォーミュラに移籍。1999年には、ジョーダンのテクニカル・ディレクターを務めていたマイク・ガスコインの下に、シャシー部門の責任者として移籍した。
2001年、ガスコインとともにベネトンに移籍し技術部門副代表の座に就いた。2003年には、トヨタに移籍したガスコインの後任としてテクニカル・ディレクターに就任。手がけたルノーR25、R26はフェルナンド・アロンソを2冠に導き、ベルはマイルドセブン・ルノーF1チームのコンストラクター優勝に貢献した。
2009年、悪名高きクラッシュゲートでF1を追放されたフラビオ・ブリアトーレとパット・シモンズの後任として、チーム代表兼最高技術責任者(CTO)に就任。2010年にエリック・ブーリエがチーム代表に就任したのを機にテクニカルディレクターに復職した。
2011年4月、半年ほどの休暇の後にメルセデスGPのテクニカルディレクターに抜擢されメルセデス4連覇の礎を築いた。