ピエール・ガスリー「期待していたほど良くはないけど…」Q3進出を目標に掲げるアルファタウリ・ホンダ
F1第13戦オランダGP初日プラクティスを7番手で締め括ったアルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは、事前に期待していたほど良い状態にはないとの認識を示し、予選に向けて改善が必要と訴えた。
ガスリーはFP1を通して空力関連のテストに取り組み、一通りを終えた後にソフトタイヤを履いてのアタックラップに臨んだものの、計測ラップはトラフィックに阻まれ10番手に留まった。
FP2でも同様にエアロテストに取り組み、明日に向けての改善の基盤となる分析用データを収集。新品タイヤで7番手タイムを刻んだ後、ロングランに取り組んだ。
チーフレースエンジニアを務めるジョナサン・エドルズは、ザントフォールトは誰もが未体験のコースである事に加えて連続コーナーが多い事から各ドライバーによって走行ラインが大きく異ると指摘し、2日目に向けてはGPSデータと映像解析に力を注いでいくと説明した。
コース幅が狭く追い抜きは困難と見られるため、今週末は予選のプライオリティが非常に高い。エドルズは予選での目標について「もちろんターゲットはQ3進出だ」と語った。
期待していたほど良くはないけど…
ピエール・ガスリーFP2: 7位 1分11秒462, FP1: 10位 1分12秒515
今日は本当に楽しかった。コースは最高で凄く独特だ。特にバンクのあるターン3はそりで滑走しているような感じだった。
セッションが何度も赤旗中断になってしまったからプログラムを全て消化するのは大変だったけど、それでも大部分は終える事ができた。
期待していたほど良い状態にあるとは思えないけど、明日に向けてもう少しパフォーマンスを見出すために今夜頑張るつもりだ。僕らならやれるはずだ。
予選Q1はトラフィックが課題になるはずだから、上手く混乱を回避する必要がある。レースに関しては、オーバーテイクがかなり難しいはずだから、良いグリッドを得ることが何よりも重要だ。
計3度の赤旗中断を強いられた初日をトップで締め括ったのはシャルル・ルクレール。2番手にはカルロス・サインツが続きフェラーリがタイムシートの最上部を占拠した。3番手はエステバン・オコン(アルピーヌ)という結果となった。
F1オランダグランプリ3回目のフリー走行は日本時間9月4日(土)19時から、公式予選は同22時から1時間に渡ってザントフォールト・サーキットで開催される。