アルファタウリのホスピタリティ階段を降りる角田裕毅、F1スペインGPにて

ホンダF1、”期待”が持てる最前列…角田裕毅は16番手もレースでの挽回に期待する田辺TD

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ホンダエンジン勢は5月8日のF1スペインGP公式予選で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンが好ペースを刻んだが、ルイス・ハミルトン(メルセデス)に0.036秒届かずフロントロー2番グリッドに留まった。

もう一台のレッドブルRB16Bを駆るセルジオ・ペレスは、クルマから限界を引き出すには至らず、マクラーレン勢に前後を挟まれる8番手に終わった。

アルファタウリ・ホンダ勢は躍進アルピーヌの煽りを食う格好となり、ピエール・ガスリーは1000分の16秒差でQ3進出を逃す12番手に、角田裕毅は1000分の7秒差で16番手に終わりQ1ノックアウトを喫した。

順位 ドライバー チーム Q1 Q2 Q3
2 マックス・フェルスタッペン レッドブル・ホンダ 1:18.090 1:16.922 1:16.777
8 セルジオ・ペレス レッドブル・ホンダ 1:18.203 1:17.669 1:17.701
12 ピエール・ガスリー アルファタウリ・ホンダ 1:18.190 1:17.982
16 角田裕毅 アルファタウリ・ホンダ 1:18.556

土曜のセッションを振り返ったホンダF1の田辺豊治テクニカル・ディレクターは、フェルスタッペンとハミルトンとのギャップが僅差であった事に触れて「期待の持てるフロントローを獲得した」と述べた。また苦戦続く角田裕毅については「できる限りポジションを上げていって欲しい」とレースでの巻き返しに期待を示した。

Honda:F1スペインGP予選

田辺 豊治ホンダF1現場責任者

今日はトップグループ、中団グループともに非常に僅差の予選になりました。そんな中、レッドブル・ホンダのフェルスタッペン選手はポールタイムに0.036秒届かず、惜しくも2番グリッドとなりましたが、明日に向けて期待の持てるフロントローを獲得しました。

チームメートのペレス選手は8番手と、いつもよりやや後ろからのスタートになりますが、いつものようにレースでポジションアップを狙っていってくれればと思っています。

スクーデリア・アルファタウリ・ホンダの2台は、これまで以上に接近した戦いの中でガスリー選手が今年初めてQ3進出を逃して12番手、角田選手はミスもあり16番手となりました。

ガスリー選手はタイヤ選択の自由がありますので、 レース戦略を含めて明日は入賞圏内を狙っていけると思っています。

角田選手はマシンバランスにやや苦しんでいる部分もあるようですが、できる限りポジションアップしてフィニッシュしてもらえればと考えています。

接戦では小さな差が結果に大きく影響します。持てるポテンシャルを100%発揮することが重要でありミスは許されませんので、十分に準備を整えて明日のレースに臨みたいと思います。

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2021年 F1スペイングランプリ決勝レースは、日本時間5月9日(日)22時にスタート。1周4675mのカタロニア・サーキットを66周する事でチャンピオンシップを争う。

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