ハースF1チーム
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ハースF1チーム

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チームデータ

チーム名 ハースF1チーム
国籍 アメリカ
本拠地 バンベリー / イギリス
参戦初年度 2016年
WEBサイト www.haasf1team.com
SNS instagram

ハースF1チーム(英:Haas F1 Team)とは、2016年にFIA フォーミュラ1世界選手権に新規参戦したアメリカ合衆国のレーシングチームのこと。2024年よりギュンター・シュタイナーに代わって小松礼雄がチーム代表を務める。

本拠地はアメリカ合衆国ノースカロライナ州カナポリス。ヨーロッパの拠点には以前マルシャF1チームが使用していたイギリス・バンベリーのファクトリーを使用する。NASCAR・スプリントカップシリーズに参戦しているスチュワート・ハースレーシングの創設者であるジーン・ハースによって創設された。

フェラーリとの密接な提携が特徴で、エンジンやギアボックスなど、規定で許される限りのパーツを購入。マラネッロにあるフェラーリのファクトリーの一部を間借りして設計部門を置くなど、フェラーリのBチームという位置づけだ。

ハースの小松礼雄代表とニコ・ヒュルケンベルグ、2024年6月28日F1オーストリアGPCourtesy Of Haas

ハースの小松礼雄代表とニコ・ヒュルケンベルグ、2024年6月28日F1オーストリアGP

角田裕毅(RBフォーミュラ1)をリードするケビン・マグヌッセン(ハース)、2024年3月9日F1サウジアラビアGP決勝レースCourtesy Of Haas

角田裕毅(RBフォーミュラ1)をリードするケビン・マグヌッセン(ハース)、2024年3月9日F1サウジアラビアGP決勝レース

参戦の経緯、不可欠だったシュタイナー

ハースF1チームの誕生を語る上で欠かせないのがシュタイナーだ。

2004年11月、ジャガーを買収したレッドブルはテクニカル・オペレーション・ディレクターとしてシュタイナーを起用したものの、クリスチャン・ホーナー代表がマクラーレンからエイドリアン・ニューウェイを引き抜いた事で役割を失ったシュタイナーは、NASCARでの新チームの立ち上げに関わることとなった。

F1アメリカGPのプレスカンファレンスに出席するハースのギュンター・シュタイナー代表、2023年10月20日Courtesy Of Haas

F1アメリカGPのプレスカンファレンスに出席するハースのギュンター・シュタイナー代表、2023年10月20日

妻の了承を得たシュタイナーはノースカロライナに移住。2008年4月までチーム・レッドブルのテクニカル・ディレクターを務めるとそのまま米国に留まり、2009年1月にファイバーワークス・グループを共同で創業した。

そしてその後、ジーン・ハースと接触してF1参入を提案した。ハースは当時新規参戦を目指していたUS F1チームへの出資を見送っていた。

新チーム設立のため、シュタイナーは中核を担う人材をリクルートし、チーム成功の秘訣を探るため、全てのF1チーム代表にインタビューを実施。そして、ダラーラやフェラーリとの関係性を深めていき、2014年4月14日、ハースF1チームのチーム代表に就任した。

2016年、ハースF1チームはアメリカのF1コンストラクターとして30年ぶりにF1に参戦。開幕オーストラリアGPではロマン・グロージャンがいきなり6位入賞を果たし8ポイントを獲得。デビュー戦での入賞は2002年のトヨタF1レーシング以来という快挙だった。