ベッドの上で自身の無事を報告するハースF1チームのロマン・グロージャン

動画:事故のロマン・グロージャン、病院で無事を報告…医療スタッフと”ヘイロー”に感謝

  • Published:

F1バーレーンGPのオープニングラップでおぞましいクラッシュに見舞われたハースF1チームのロマン・グロージャンが、事故から6時間を経て動画を公開。ファンや関係者に向けて自身の無事を報告した。

ターン3のイン側バリアに時速221kmという高速で激突したハースVF-20は、衝撃によって車体が真っ二つに分断され直後に大火災が発生したが、FIAメディカルスタッフやオフィシャルらの迅速な救命活動によってグロージャンは無事クルマから救い出された。

ヘリコプターで地元のバーレーン・ロイヤル・メディカル・サービス(バーレーン軍事病院)に搬送された後、グロージャンは両手の甲に負った火傷の治療のため一晩病院に入院する事となった。

病院のベットに拘束され、両手に白い包帯を巻いたグロージャンは「やあみんな、無事である事を伝えたかったんだ。僕はまあ、何とか大丈夫だ」と無事を報告。危険な状況を顧みずに助け出してくれた関係者への感謝を口にすると共に、致命的な怪我を負わずに済んだのはヘイローのおかげだと語った。

「たくさんのメッセージを送ってくれて本当にありがとう。数年前の僕はヘイローに反対していたけど、今は本当に優れた安全装置だと思っている。これがなければ今日こうして喋ったりなんて出来なかったはずだからね」

「サーキット並びに病院の医療スタッフのみんなに感謝している。願わくば一刻も早く事故の様子を伝えられればって思ってる」

当初は肋骨の骨折が疑われていたが、病院でのレントゲン検査の結果、そうした兆候は確認されなかったとの事で、経過観察に問題がなければ1週間後のサクヒールGPで復帰する可能性がありそうだ。

F1の統括団体である国際自動車連盟(FIA)のジャン・トッド会長は、同郷のフランス人ドライバーを見舞うため、事故の後にサーキットを離れてバーレーン軍事病院に足を運んだ。

F1バーレーンGP特集