カレンダー初登場のムジェロ・サーキットで行われた2020 F1第9戦トスカーナGP初日プラクティスを終えたレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、RB16の挙動とマシンバランスは良好であるとして、かなりの手応えを得ている様子をうかがわせた。

フェルスタッペンは午前のFP1で32周を走り込み1分17秒927の2番手タイムを刻むと、午後のFP2では25周を重ねて、自己ベストをコンマ7秒近く更新する1分17秒235を記録。最速を刻んだメルセデスバルテリ・ボッタスに0.246秒、2番手ルイス・ハミルトンに1000分の39秒と迫った。

ムジェロは僕好みだし、全体的にかなり満足

マックス・フェルスタッペンFP2: 3位, FP1: 2位

クルマの挙動にはかなり満足だし、ムジェロでの初日は良い一日になったと思う。メルセデスから遠くない位置につけているし、マシンバランスも悪くない。勿論、改善すべき点はいつだって存在するけど、全体的にはかなり満足だ。

ムジェロはF1マシンで走ると最高だね。高速コーナーが多く、エンジン全開のアラビアータ（ターン8・9）はとんでもないフィーリングだし、ドライブしていて本当に楽しかった。

その分だけフィジカル的にはかなりキツイ。今日は問題なかったけど、この暑さの中で59周連続で走るのは簡単な事じゃないね。もっとも僕らは、そんなF1マシンに乗るためにハードなトレーニングを重ねているわけだから文句を言うべきじゃない。楽しまなきゃ。それに僕はこうしたチャレンジはウェルカムさ。

タイヤに関しては、予想よりは保ってくれる印象だった。もっと悪い状況を予想していたんだけどね。でも、残りの週末がどうなるかは様子を見てみる必要がある。

低速コーナーがなく、流れるようなレイアウトのムジェロは僕好みのコースだ。明日以降もたくさん走れると思うと楽しみだよ。

F1トスカーナグランプリ3回目のフリー走行は日本時間9月12日(土)19時から、公式予選は同22時から1時間に渡ってムジェロ・サーキットで開催される。ムジェロでのF1グランプリは史上初。コースの詳細はムジェロ・サーキットを参照されたい。

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