
黄旗だけではなかった…フェルスタッペン、8番手転落の裏に“負の連鎖”。最高速だけでハジャーに0.5秒ロス
マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、予選最後のアタックで遭遇した黄旗に加え、内燃エンジン(ICE)の不調とバッテリーの充電不足、タイヤ温度の低下によりタイムを大きくロスしていたと明かした。チームメイトのアイザック・ハジャーと比べて、トップスピードの不足分だけで1周あたり約0.5秒を失っていたという。
フェルスタッペンは、9月25日(金)にバクー市街地コースで行われた2026年F1第15戦アゼルバイジャンGPのフリー走行3回目(FP3)でトップタイムを刻んだが、続く予選では4番手のハジャーに0.581秒もの遅れを取り、4つ下の8番手にとどまった。
予選を通じて不足したトップスピード
最後のアタックでは、前方を走行していたランド・ノリス(マクラーレン)がコースを外れたことで黄旗が提示され、アクセルを緩めざるを得なくなった。ただ、フェルスタッペンによれば、それは問題が相次いだ予選で「最後に起きたこと」にすぎなかった。
「予選全体を通して、とにかくトップスピードが足りなかった。チームメイトと比べても、トップスピードだけで1周あたり0.5秒を失っていたんだ。エンジンがまったく機能していなかった。それがひとつ目の問題だった」と説明した。
Q1とQ2はともに2番手で通過したものの、Q3ではそれまでの両セッションよりも遅いタイムに終わった。実際Q3のベストタイムは、Q2のベストより0.375秒遅かった。
充電不足からタイヤ低温へ、問題頻発で8番手
Q3では、計測ラップを始めようとした際に別の問題が発生した。フェルスタッペンは、最後のアタックに至る経緯をこう振り返った。
「Q3の2回目のラップでは、アタックを始めようとしたらバッテリーが充電されていなかった。だから半分しかない状態でラップを始めなきゃならず、中止するしかなかった」
「その影響でタイヤの温度も下がってしまった。パワーが足りていなかったからね。最終ラップに向けて、状況は悪化していった」
「そして最終ラップでは、またもトップスピードが出ず、途中で黄旗も出たうえに、タイヤの温度も足りていなかった。それで、あの結果になったんだ」
週末全体を通した手応えについては、「終始すごくいい状態だった」と評価。それだけに、「いくつもの問題が起きて、予選は散々だった」と肩を落とした。
ただし一連の問題なかったとしても、ジョージ・ラッセル(メルセデス)を打ち負かすことはできなかったと考えている。ラッセルは後続に0.837秒差をつけ、7戦ぶりにポールポジションを獲得した。
「ジョージのラップを見る限り、ポールを争えたとは思わない。ただ、その後ろには大きなギャップがあったから、そこには容易に入れたはずだ。ただ、これだけ多くの問題を抱えているようじゃ、そんな資格もない」とフェルスタッペンは語った。
2026年F1アゼルバイジャンGP予選では、ジョージ・ラッセル(メルセデス)がポールポジションを獲得。2番手にシャルル・ルクレール(フェラーリ)、3番手にオスカー・ピアストリ(マクラーレン)が続く結果となった。
決勝レースは日本時間9月26日(日)20時にフォーメーションラップが開始され、1周6003mのバクー市街地コースを51周する事でチャンピオンシップを争う。レースの模様はフジテレビNEXTで生配信・生中継される。