アレックス・アルボン、最終周にオコンに抜かれ6位「誤ったタイヤ選択だったかも」
レッドブル・ホンダのアレックス・アルボンは、8月30日(日)に行われたF1第7戦ベルギーGP決勝を終えて「誤ったタイヤ選択だったかも」と語り、第2スティントでミディアムではなくハードを履くべきだったとの考えを示した。
予選5番手のアルボンは中古ソフトでレースをスタート。オープニングラップでエステバン・オコン(ルノー)に先行を許し、1ポジションダウンの6番手に後退したが、アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)のクラッシュによって導入されたセーフティーカーのタイミングでピットイン。ミディアムに履き替え、再びオコンの前に出た。
その後はタイヤマネジメントに取り組みながら5位でのチェッカーを目指して周回を重ねたが、ファイナルラップで再度オコンにオーバーテイクを許し、スタートポジションを失う6位でチェッカーフラッグを受けた。
Pos | Driver | Team | Laps | Time | PTS |
---|---|---|---|---|---|
5 | オコン | ルノー | 44 | +40.650s | 10 |
6 | アルボン | レッドブル | 44 | +42.712s | 8 |
7 | ノリス | マクラーレン | 44 | +43.774s | 6 |
8位入賞で8ポイントを手にしたアルボンは総獲得ポイントを48に伸ばし、シャルル・ルクレール(フェラーリ)とランド・ノリス(マクラーレン)を抑えてドライバーズランキング4位に浮上した。
誤ったタイヤ選択だったかも
アレックス・アルボン決勝: 6位, グリッド: 5番手
今日は何をするにも難しい状況で、フラストレーションの溜まるレースだった。空気抵抗が低く、高い最高速を誇るルノーの連中をオーバーテイクするのが難しい事は分かっていたけど、その予想が正しかった事が証明される形になってしまった。
スタートタイヤのソフトの感触はかなり良く、ミディアムに履き替えた際のピットストップでクルーの皆が素晴らしい作業をしてくれたおかげで、何とかオコンの前に出ることができた。
ミディアムタイヤのデグラデーションは想像以上だった。誤ったタイヤ選択だったかもしれない。できる限りプッシュしてオーバーテイクを試みたけど、タイヤが終わってしまい為す術がなかった。モンツァに向かう前に今日のレースを検証してみるつもりだ。
とは言え、チャンピオンシップで4位に上がれた事は嬉しい。上手く前に進めている事の証しだからね。
8月30日(日)にスパ・フランコルシャンで行われた2020年F1第7戦ベルギーグランプリ決勝レースでは、メルセデスのルイス・ハミルトンがポール・トゥ・ウインを飾り、今季5勝目を挙げた。2位はバルテリ・ボッタス(メルセデス)、3位表彰台にはマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が上がった。