レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、8月30日(日)に行われたF1第7戦ベルギーGP決勝で、第2戦シュタイヤーマルクGPから続く連続表彰台記録を6に伸ばす3位でチェッカーフラッグを受けたものの、展開としてはメルセデスに仕掛けられず終わってしまい「退屈だった」と語った。

バトルらしいバトルとしては、オープニングラップでの旧友ダニエル・リカルド（ルノー）との激しいサイドバイサイドくらいのものだった。ハードタイヤに履き替えた第2スティントの序盤では、一時メルセデスに迫ろうかというペースを示したものの、全体としてはブラック・アローの2台と勝負出来るような速さはなく、中盤以降は確実に3位を持ち帰るためだけの走りを強いられた。

ドライバーズランキング2位のバルテリ・ボッタス（メルセデス）が2位フィニッシュを果たした事で選手権でのポイント差は縮まったが、フェルスタッペンは3ポイント差で同2位の座を死守した。首位を走るルイス・ハミルトンとの差は47ポイントに拡大した。

メルセデスに迫れず「退屈だった」

マックス・フェルスタッペン決勝: 3位, グリッド: 3番手

スパは大好きなコースだけど、今日の僕のレースはあまりエキサイティングじゃなかった。バトルらしいバトルも殆どなく、自分のレースに集中して最善の結果を持ち帰れるようにするだけだった。

ミディアムタイヤはグリップがあまりなく、ハードタイヤに交換してからの数周はバルテリ（ボッタス）にプレッシャーをかけようとしたけど、彼がペースアップを指示された後は逆にギャップを築かれてしまい、その後は孤独なレースだった。

残念ながら上位勢に大きな動きがないままに終わってしまったけど、タイヤの摩耗がかなり酷くて全くプッシュ出来なかったんだ。それにレース終盤にフロントからバイブレーションを感じたから、タイヤマネジメントに集中せざるを得ず、リスクを冒さずに完走するだけだった。

全体的には良い週末になったと思う。3位になるためにレースをしてるわけじゃないけど、マシンバランスは本当に良かったし、その点については満足してる。もっと上の順位が良かったけど、取り敢えず今回も表彰台に立てて良かった。

8月30日(日)にスパ・フランコルシャンで行われた2020年F1第7戦ベルギーグランプリ決勝レースでは、メルセデスのルイス・ハミルトンがポール・トゥ・ウインを飾り、今季5勝目を挙げた。2位はバルテリ・ボッタス（メルセデス）、3位表彰台にはマックス・フェルスタッペン（レッドブル・ホンダ）が上がった。

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