黒いレーシングスーツを着用したメルセデスのバルテリ・ボッタス
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メルセデスF1、バルテリ・ボッタスとの契約を2021年末まで更新

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メルセデスAMGペトロナスF1チームは、第5戦70周年記念GPの初日を翌日に控えた2020年8月6日、バルテリ・ボッタスとの契約を2021年のF1シーズン終了時まで延長したことを発表した。

この新たな契約により、30歳のフィンランド人ドライバーは5年連続で英国ブラックリーのチームからF1世界選手権に参戦することになる。

ボッタスは2017年にチームに加入して以来、メルセデスで優勝8回、ポールポジション12回、表彰台48回を挙げているが、同時期にルイス・ハミルトンは優勝31回、ポールポジション27回、表彰台47回を記録しており、チームメイトの成績と比較すると大きく見劣りする。

とは言えメルセデスは過去3年間でも高い優位性を誇り、これを脅かす程のライバルチームは存在しなかった。ボッタスは意図せずとも、絶対的なナンバー2ドライバーとしてコンストラクターズ選手権でチームの成功に重要な役割を果たし、2019年のドライバーズ選手権では2位に輝いた。

「2021年もメルセデスに留まる事が決まって嬉しく思う。僕を信頼してサポートしてくれているチームの皆とメルセデス・ファミリーに感謝したい。来年もまた、この素晴らしいチームとスリー・ポインテッド・スターを代表して走れることをとても誇りに思う」とボッタス。

「過去数年間は自分のパフォーマンスを改善すべく、あらゆる面に取り組んできた。今の自分がこれまでで一番強いという自信があるけど、何時だってハードルを上げる事ができるし、メルセデスも同じ哲学を持っている。彼らは貪欲に、いつでも更なる上を目指している」

「子供の時にF1と恋に落ちて以降、F1ワールドチャンピオンになることが僕の夢だった。今年はタイトル争いをしているし、メルセデスに留まることで、来シーズンもタイトル争いのための最高のポジションに立つことになる」

「今年はシーズン全体が圧縮されているから、毎レースで全力を出し切りたいと思っている。先週末のパンクはルイスとの戦いにおいてちょっとしたダメージになってしまったけど、同じコースで行われる今週末のレースでは強さを増したいと決意を固めている」

チーム代表を務めるトト・ウォルフは「バルテリが少なくとも後1シーズンはチームに残ってくれることに、我々はとても興奮している」と語る。

「今季のバルテリは今まで見たことのないほどの強さを見せている。トラック上のパフォーマンスだけでなく、肉体的、精神的にもだ。昨シーズンを2位で終えた彼は今年も2位につけており、チーム全体のパフォーマンスにおいて非常に重要な役割を果たしている」

「我々のドライバーラインナップは今のF1で最強のペアだと自信を持っている。バルテリとの契約延長は、将来に向けてこの強さを維持するための重要な第一歩だ」

「バルテリは勤勉かつ素直な男で、チャンピオンシップ争いをしているにも関わらず、珍しくもチームメイトとの関係も良好で、チーム全体とも素晴らしい関係を築いている」

「彼が今年と来年に渡って、我々と共にハードルを引き上げ続けるのを楽しみにしている」

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