サイモン・ロバーツ
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ウィリアムズF1、元マクラーレンCOOのサイモン・ロバーツをMDに抜擢

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ROKiTウィリアムズ・レーシングは5月11日(月)、マクラーレンで最高執行責任者(COO)を務めていたサイモン・ロバーツを新しいマネージング・ディレクター(取締役社長)として起用した事を発表した。

サイモン・ロバーツは6月1日付でウィリアムズに入社し、マイク・オドリスコルCEOの直属として設計・開発プロセス、レース・ファクトリー運営、そしてプランニングと、F1プロジェクト全体の責任を負うことになる。

サイモン・ロバーツは英パーキンス・エンジンでキャリアをスタートさせ、10年以上に渡ってエンジニアリングと製造の両方で上級職を務めた。その後はBMW/ローバー・グループへと移り、同じようにエンジニアリングとオペレーションの両方で上級職に就いた。

2000年にアルストム・グループにオペレーション・ディレクターとして入社すると、翌年にはインダストリアル・マネージング・ディレクターに昇進した。

F1でキャリアをスタートさせたのは2003年後半だった。マクラーレン・レーシングにオペレーション・ディレクター兼ゼネラル・マネージャーとして入社。2009年シーズンはフォース・インディアF1に出向し、COOとしてコンセプトからサーキットに至るまでのチーム運営の責任者を務めた。

2010年にはオペレーション・ディレクターとしてマクラーレンに戻りエグゼクティブチームに加入。2017年にCOOに任命され、エンジニアリングとファクトリーの運営を担当していた。

副チーム代表を務めるクレア・ウィリアムズは「サイモンが持つ膨大な知識と経験は我々ウィリアムズに多くをもたらしてくれる事でしょう。長いシャットダウン期間の終わりと同時に彼が加わってくれる事を嬉しく思います。ウィリアムズでは、次世代のF1マシンの設計及び開発を楽しみにしている才能溢れるチームを率いてもらう事になります」と語った。