ブレンドン・ハートレー、ジェンソン・バトンの代役としてWEC世界耐久選手権に復帰
ブレンドン・ハートレーがSMPレーシングからWEC世界耐久選手権に復帰する事が決定した。ハートレーは昨年末を以てトロロッソ・ホンダのシートを喪失。今年はポルシェのワークスドライバーと、スクーデリア・フェラーリのシミュレータードライバーを兼任する事が決まっていたが、更にもう一つ新たな仕事を得た。
2015年と2017年のFIA世界耐久選手権王者のハートレーは、セブリング1000マイルレースとスパ・フランコルシャン6時間レースの2戦でジェンソン・バトンの代役を担当。ミカエル・アレシンとヴィタリー・ペトロフと共に、11号車BRエンジニアリングBR1-AERのステアリングを握る。
昨年RAYBRIG NSX-GTでSUPER GTのチャンピオンに輝いたバトンは、今年もチーム・クニミツからSUPER GTに参戦。3月に開催されるセブリング1000マイルはSUPER GTのテスト、5月のスパ6時間はSUPER GTの第2戦富士と日程が重複しており、誰がバトンの代わりを務めるのか注目されていた。
「セブリングとスパの2戦でSMP RacingからWECに復帰する事が決まって本当に嬉しい」とハートレー。「このチームにはすべてのツールが揃っているしドライバーも素晴らしい。表彰台獲得の大きなチャンスがあると思ってる。WECにカムバックして、パドックで慣れ親しんだ皆に会えるのが本当に楽しみだよ」
SMPレーシングは先日、昨年末にウィリアムズのF1シートを失ったロシア出身のレーシングドライバー、セルゲイ・シロトキンの起用を発表したばかりであった。