バーレーン・インターナショナル・サーキットでのブレンドン・ハートレー、2018年
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フェラーリF1、ブレンドン・ハートレーら4名を開発ドライバーに起用

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スクーデリア・フェラーリは4日、2019年のシミュレータードライバーとして、昨年までトロロッソ・ホンダでF1選手権を戦ったブレンドン・ハートレーら4名を起用した事を明らかにした。ハートレーの技術的フィードバックはパドックでも高く評価されており、昨年のホンダ製F1パワーユニット「RA618H」の開発に大きく貢献した事でも知られる。

正ドライバーのセバスチャン・ベッテルとシャルル・ルクレールと共に、本拠地マラネロで跳ね馬のF1マシン開発を担当するのはブレンドン・ハートレー(29歳)、パスカル・ウェーレイン(24歳)、アントニオ・フォッコ(22歳)、ダビデ・リゴン(32歳)の4名。

パスカル・ウェーレインはメルセデスの支援を受け、2015年にDTMドイツツーリングカー選手権でチャンピオンに輝いた後、2016年にF1デビュー。今季はマヒンドラからフォーミュラEに参戦している。

WEC世界耐久選手権のタイトルホルダーにして、ル・マン24時間レースウィナーのブレンドン・ハートレーは、2017年のアメリカGPでF1デビューするも翌年は僚友ピエール・ガスリーに見劣りするリザルトに終わり、アレックス・アルボンにシートを奪われる形でチームを去った。

フェラーリ・ドライバー・アカデミー(FDA)の一員である伊出身のアントニオ・フォッコは、昨シーズンのFIA-F2選手権最終アブダビを勝利で締め括り、晴れてマラネロのシミュレーターチームに加わる事となった。

ダビデ・リゴンは跳ね馬のベテラン・シミュレーター・ドライバー。2014年以降毎年同職を務めながら、AFコルセ・フェラーリからWEC世界耐久選手権LMGTE Proクラスに参戦。昨シーズンはフェラーリ488 GTEのステアリングを握り、スパとバーレーンで優勝を果たしている。