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ロリポップ
ロリポップとは、ピットストップの際にマシン正面に出される指示標識のこと。本来の意味は”棒付きキャンディー”で、形が似ていることからロリポップと呼ばれる。表面に「BRAKE(ブレーキ)」、裏面に「1ST GEAR(1速)」等と書かれており、スポンサーロゴ入りのロリポップを使うチームもある。
- 作業開始からタイヤ交換が終わるまで→「BRAKE」
- タイヤ交換後からすべての作業終了まで→「1st GEAR」
- 作業終了後ロリポップを上に上げてドライバーにピットアウトのGoサイン!
トラフィックライトに抹殺されたロリポップマン
ピットクルーの中でロリポップを担当する者を”ロリポップマン“と呼ぶ。2008年シーズンにはフェラーリがロリポップを撤廃し、トラフィックライト(信号機)システムを導入。メカニックがボタンを押すと、ドライバーに”グリーン”ライトが掲示されるというものだが、人的ミスなどの問題が発生してすぐにロリポップマン復活となった。
しかしトラフィックライトシステムの潜在的な優位性は変わることがなかったので、チームは試行錯誤しながらも実戦投入すべく改良を重ね、2009年頃からはほとんどのチームがトラフィックライトを使用。ロリポップマンは過去の遺産となった。
creativeCommonsCaterhamF1 / ロリポップマンを過去のものへと仕立て上げたトラフィックライトシステム