フェルナンド・アロンソ、罰則裁定に不服も 鈴鹿での最後のドライブを堪能「本当に楽しかった」
マクラーレンF1チームのフェルナンド・アロンソが、F1第17戦日本GP決勝を終えてレース内容と週末を振り返った。F1での鈴鹿ラストランとなる見通しのアロンソは、トップから1周遅れの14位でチェッカーフラッグを受けた。
レース序盤、アロンソは最終シケインでランス・ストロール(Williams)に押し出されてコースオフ。シケインを横切ってコースに戻る事を強いられたにも関わらず、レーススチュワードはストロールではなくアロンソに5秒のタイムペナルティを科した。
レース終了後、ストロールはアロンソに謝罪。アロンソはこれを受け入れストロールのドライブには理解を示したものの、スチュワードの判断には納得いかず、”一貫性のないレース裁定”を批判した。
とは言え、今年限りでF1からの引退を発表している2度のワールドチャンピオンにとって、今回の鈴鹿でのF1グランプリは生涯最後となる可能性がある。レースを振り返ったアロンソは裁定に不服を訴えるも、鈴鹿でのドライブを精一杯楽しんだ、と明かした。
鈴鹿でのドライブは本当に楽しかった
フェルナンド・アロンソ決勝: 14位, グリッド: 18番手
リザルトは貧弱だったけど、鈴鹿でのドライブを精一杯楽しんだよ。オープニングラップは激しいバトルがあって最高に良かったね。特にS字ではお互いにイン側やアウト側で激しく争って、僕は幾つかポジションを上げる事に成功した。
最後の何周でも、使い古したタイヤで手こずっていたウィリアムズやエリクソン(ザウバー)とのバトルがあって楽しめた。今週末のマクラーレンはひたすらずっと遅かったけど、最後にはレースを楽しめて本当に良かったよ。
レース序盤に5秒のタイムペナルテを科されてポジションを落としたのは運がなかったけど。ポイントを争ってたわけじゃないから目くじらを立てるつもりはない。でも、スチュワードの決定は理解し難いね。ランス(ストロール)が言うように、彼は僕を見ないで突っ込んできたんだ。僕にはどこにも行き場がなかったんだからさ。
53周で争われた決勝レースでは、ポールポジションからスタートしたメルセデスAMGのルイス・ハミルトンが通算71勝目を上げ優勝。2位はチームメイトのバルテリ・ボッタス。3位表彰台にはレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンが滑り込んだ。