ホッケンハイムリンクのコースレイアウト2018年版

【F1ドイツGP】ホッケンハイムリンクのホームストレートに第3のDRSゾーンが登場

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FIA国際自動車連盟はオーバーテイク促進を目的として、2年ぶりにカレンダーに復活した2018年F1ドイツGPの舞台ホッケンハイムリンクに3番目のDRSゾーンを追加する。

DRSは、走行中のマシンのリアウイングの角度を可動させ空気抵抗を削減することで、トップスピードの向上を図るための仕組み。DRS検出ポイントで前走車の1秒以内に接近している場合に使用が許可される。

新たに追加された3つ目のDRS使用可能区間は、最終ターン18からターン1にかけてのホームストレートに設置される。DRSの使用可否を判断する検知ポイントは、ターン16の直後に設けられる。今回の措置により、ホームストレートからターン6の間にある3つのストレート区間全てでDRSの使用が許可された事になる。

ホッケンハイムリンクのコースレイアウト2018年版

2017年に導入されたレギュレーションの影響によってマシン後方に発生する乱気流が増加。これが一因となり、後続車はコーナーで前走車に近づくことが出来ず、コース上での追い抜きが困難となっている。

F1はこの問題に対処すべく今季開幕オーストラリア、第7戦カナダ、第9戦オーストリア、第10戦イギリスの各グランプリでDRSゾーンを追加。第2戦バーレーンGPではDRS区間を延長する新たな試みを実施している。

根本的な改善は2021年以降になると見込まれているが、DRSの効果を向上させるために、来季はマシンの複雑なエアロパーツを禁止する事が決定している。

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