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F1カナダGP タイヤ配分:ウルトラソフトの選択に大きなバラツキ、王者メルセデスは桃色嫌う
F1の公式タイヤサプライヤーを務めるピレリは29日(火)、2018年第7戦F1カナダGPのドライバー別タイヤ選択を公表した。シーズンで最もブレーキへの負荷が高いジル・ヴィルヌーブ・サーキットに持ち込まれるのは、前戦モナコGPと同じく桃色ハイパーソフト、紫ウルトラソフト、赤スーパーソフトの3種類。
チーム毎に大きなバラツキが出たのは中間コンパウンドのウルトラソフト。最も少ないランス・ストロール(Williams)は1セットのみ、対する最多メルセデスは5セットと大きな開きが出た。メルセデスはモナコで苦労した桃色ハイパーソフトを5セットに抑えている。
新スペックエンジンの投入が期待されるトロロッソ・ホンダ勢は、ハイパーソフト8セット、ウルトラソフト3セット、スーパーソフト2セットと、フェラーリやレッドブルと同じ標準的なチョイスとなっている。
高速コーナーがないこともあり、ジル・ヴィルヌーブ・サーキットにおけるタイヤの負荷はさほど大きくはないが、果たしてハイパーソフトのデグラデーションはどう出るか?
昨年のレースでは、ルイス・ハミルトン(Mercedes)がウルトラソフト31周+スーパーソフト39周の1ストップ戦略で優勝。表彰台に上がったチームメイトのバルテリ・ボッタスとダニエル・リカルド(Red Bull)は、ウルトラから新品ソフトに繋ぐ1ストップを採用した。
F1カナダGPは、GW明けの日本時間6月8日(金)23時からはじまるFP1で幕を開ける。