スパ・フランコルシャンのコースを歩くフェラーリのデビッド・サンチェス、2018年8月23日F1ベルギーGP
Courtesy Of Ferrari S.p.A.

デビッド・サンチェス

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人物データ

名前 デビッド・サンチェス / David Sanchez
国籍 フランス
居住地 イギリス

デビッド・サンチェス(David Sanchez)はフランス出身のF1エンジニア。車両コンセプト&パフォーマンス担当テクニカル・ディレクターとして2024年にフェラーリからマクラーレンに移籍するも、方向性の違いから僅か3ヶ月でチームを去り、その1ヶ月後にアルピーヌのエグゼクティブ・テクニカル・ディレクターに就任した

2004年に母国フランスの国立機械工学・航空技術高等学校を卒業すると、翌年にエアロダイナミストとしてルノーF1チームに加わった。

シニア・エアロダイナミストとして2007年にマクラーレンに移籍すると、2009年からの3年間は空力部門のチームリーダーを務めた。ルイス・ハミルトンの2008年初チャンピオン獲得や、Fダクトの搭載で注目を集めた2010年型「MP4-25」など、チームの成功に貢献した。

新たな挑戦を求めて2012年10月に主席エアロダイナミストとしてフェラーリに移籍。2016年、ウィリアムズに移籍するダーク・デ・ビアの後任としてチーフ・エアロダイナミストに就任し、2019年2月には空力部門の責任者に昇進した。

2022年には車両コンセプトとパフォーマンスに責任を負うチーフエンジニアに就任。サンチェスが設計・開発を主導した2022年型「F1-75」はスクーデリアをコンストラクターズ選手権2位に導いた。

2023年3月にフェラーリを退社するとガーデニング休暇に入り、2024年シーズンを前に車両コンセプト&パフォーマンス担当テクニカルディレクターとしてマクラーレンに復帰するも、第4戦日本GPを前にした4月に離脱が発表され、翌月に新設のエグゼクティブ・テクニカル・ディレクターに任命した事をアルピーヌが明らかにした。