ヨンナム・インターナショナル・サーキットとは、2010年にF1カレンダー入りを果たした韓国 霊岩（ヨンアム）郡に位置するサーキット。場所はソウルの南西350km。2013年までF1韓国GPが開催された後、採算が取れないことを理由に脱落した。英語表記は「Korean International Circuit」。

creativeCommonsCaterhamF1

Korea Auto Valley Operation（韓国オート・バレー・オペレーション／KAVO）として知られる民間企業「M-Bridge Holdings（Mブリッジ・ホールディングス）」と全羅南道（チョルラナムド）政府の合弁事業である。

コースレイアウト

アジアでは最長となるストレートを有し、最高速度は時速320km超に達する。朝鮮半島を模したコースレイアウトが特徴。

creativeCommonsnoieraieri

サーキットの動画

レッドブルによる韓国インターナショナルサーキットの3D動画

サーキット走行動画byカルン・チャンドック

開催が不安視されていた時期、そう、まだサーキットが未完成の時のデモ走行動画。レッドブルのF1ショーカーをカルン・チャンドックが駆る。動画をみる限り道路は敷かれているものの。。

絶えなかった中止のうわさ

サーキット建設の遅れが度々報道され、その開催を危ぶむ声が消えることがなかった韓国GPだが、開催まで10日を残してようやくF1韓国GPはFIAから開催のゴーサインをもらうことになった。

北朝鮮との政治的緊張により中止!?

サーキット建設の遅れによる開催中止の話がネットを賑わせる少し前だが、政治的理由による開催中止を危ぶむ声もあった。韓国政府は、46名の犠牲者が出た哨戒艦沈没事件を北朝鮮の攻撃によるものと断定。北朝鮮は韓国の報復措置には戦争で応えると警告し、政治的な緊張が高まっていることから韓国GP中止の噂が出ていた。

初開催となった2010年には、グランプリ開催の保証がないため、大部分のチームがスタッフのための航空券やホテルの部屋・機材の搬入の予約ができない状況が続いていた。

掃除もされないパドック

2回目の開催となった2011年のグランプリでチームがサーキット入りした時、そこには衝撃的な光景が広がっていたという。信じられないことだが、冷蔵庫内の食品やごみ箱のごみが2010年の初開催当時そのままに残っていたのだ。つまり2010年に去ったときの状況がそっくりそのまま保存されていたわけだ。（もちろん食料は朽ち果てていたけれど）

そんなこんなで、ドライバーや関係者からの評判は最悪といった状況であった。

サーキットの場所