ザク・ブラウン、トト・ウォルフに決闘状…F1ベガスでボクシング
F1オーストラリアGPでの好結果に浮かれたか、今年初開催を迎えるF1ラスベガスGPに向けてマクラーレンのザク・ブラウンCEOは、ライバルであるメルセデスのトト・ウォルフ代表にボクシングでの決闘を申し出た。
NetflixのF1ドキュメンタリー「Drive To Survive」の台頭を背景に米国でのF1人気は高まる一方で、今年はマイアミとオースティンに続き、ラスベガスでのグランプリが41年ぶりの復活を遂げる。
本気なのか冗談なのか…コンストラクターズ選手権最下位から一気に5位に浮上したアルバート・パークでのダブル入賞レースを経てブラウンは、パワーユニット供給元のトップにボクシングマッチを申し込んだ。
Sky Sportsに出演したブラウンは、ベガスで何かやりたいと思っている事はあるか?との質問に対して「クリスチャン(ホーナー / レッドブル代表)とはレースをやろうかって話をしていたんだ。かつてクリスチャンとはレースをしていたからね」と答えた。
ブラウンとホーナーはレーシングドライバー時代にもライバル関係にあった。
1994年、ホーナーはフォルテック・モータースポーツから、ブラウンはマーク・ベイリーレーシングからイギリスF3に参戦。ブラウンはスポットで4戦を走っただけであったが、ドニントンパークとシルバーストンではホーナーと対峙した。
そしてブラウンは「それでトトとも話したんだ。彼がその気になるか分からないけど、ベガスと言えば何だ? ボクシングの試合が有名だ。私の方の準備は問題ない!」と付け加えた。
Skyのコメンタリー陣はこのアイデアを大いに気に入ったようで、番組の企画として主催する気満々の様子を見せた。
ブラウンは昨年、F1アメリカGPに先立ち行われた「ベロシティ・インビテーショナル2022」に2013年型「MP4-28」を持ち込み、マクラーレンF1に乗せるという一見、冗談ともとも思われたマリオ・アンドレッティ(82歳)との約束を守った。
”チーム代表選手権”の方は幾らか実現の可能性があるかもしれないが、ボクシングの方は果たして?