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マクラーレン、1億円超の罰金…F1仮設建物点検中のエンジニア死亡事件で
エンジニアのデビッド・オールダム氏(55歳)が倉庫で転落死した事件について、マクラーレンの一部門が有罪判決を受け65万ポンド、日本円にして約1億650万円の罰金を科せられた。
英国内の報道によるとオールダム氏は2016年10月18日、バークシャー州メイデンヘッドにある倉庫で、F1レースに持ち込まれる移動式建物(ブランドセンター)を点検していた際に高所から転落した。
レディング・クラウン裁判所によると、ジョン・ラドクリフ病院に搬送されたものの、翌19日に死亡した。このブランドセンターは183回の組み立てと解体が繰り返されていた。
オールダム氏の雇用主であるチューリッヒ・マネジメント・サービスは無罪となったが、マクラーレンは罰金と合わせて110,132ポンド(約1,800万円)の費用を支払うよう命じられた。
5人の子を持つオールダム氏の妻パトリシアさんは、事件から6年経った今も、夜も眠れないと語った。