STR13のコックピットに座る角田裕毅、2020年11月4日イモラテストにて
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角田裕毅、アルファタウリ・ホンダからのF1アブダビテスト参加が正式決定「全てを吸収して成長に繋げたい」

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アルファタウリ・ホンダは2020年12月8日、最終第17戦アブダビGP後に開催されるF1若手ドライバーテストにおいて、ホンダのドライバー育成プログラム出身で、今季FIA-F2選手権でチャンピオンシップ3位に輝いた角田裕毅を起用する事を正式発表した。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で今年のポストシーズンテストは原則として、F1参戦経験が2戦以下の若手ドライバーに限定された。テストは2020年のF1最終戦であるアブダビGP終了後の12月15日に、ヤス・マリーナ・サーキットにて開催される。

2020年FIA-F2選手権第2戦オーストリアでポールポジションを獲得した角田裕毅
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角田裕毅はアブダビテスト参加に向けて、11月4日(水)にイモラ・サーキットで初のF1マシンのドライブに臨んだ。この際は2018年型F1マシン「STR13」のステアリングを握り、大きなトラブルなく計72周(約350km)を走破。F1フリー走行の出走要件をクリアした。

角田裕毅は1週間後のテストに向けて「今回、アルファタウリのマシンでヤングドライバーテストに参加できる事をとても楽しみにしています」と語り、次のように続けた。

「11月のイモラ・サーキットでのテストでは2018年型のF1マシンを使用しましたが、今回は他のチームと一緒に走る公式テストで2020年型マシンに乗ることになるので、本当に待ち遠しく感じています」

「このテストのために準備を整えてくれたアルファタウリと、テストの機会を与えてくれたレッドブルのヘルムート・マルコ博士にはとても感謝しています」

「テストではチームの指示に従ってプログラムを消化し、エンジニアに的確なフィードバックを返すことにフォーカスしていきます。もちろん、今回のセッションの中で学べることをすべて吸収し、 確実に自身の成長につなげたいとも考えています」

アルファタウリ・ホンダのフランツ・トスト代表を会話する角田裕毅、2020年11月4日イモラテストにて
アルファタウリ・ホンダのフランツ・トスト代表を会話する角田裕毅、2020年11月4日イモラテストにて / © Honda Motor Co., Ltd

またアルファタウリのフランツ・トスト代表は次の談話を発表し、テストでの角田裕毅への期待感を示した。

「裕毅は先日のイモラでのテストで、非常に早くマシンについて習熟を深め、ラップごとにコンスタントに成長していく姿を見せてくれた。これがヤングドライバーテストに彼を乗せる決め手になった。今回のテストでも、彼が一日を通して成長を見せてくれると信じている」

「今回は2020年型F1マシンのAT01をドライブする事になる。彼のフィードバックがチームにとって有益なものになるだろうと期待している。レッドブルのドライバープログラムが裕毅のように素晴らしいドライバーを輩出できていることは歓迎すべき事だ。彼は今回のテストでもその才能を見せてくれるだろう」

なおアルファロメオはカラム・アイロットを、フェラーリはロバート・シュワルツマンとアントニオ・フォッコを、そしてルノーはフェルナンド・アロンソと周冠宇をアブダビテストで起用する。

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