ルノーのレーシングスーツに身を包んだフェルナンド・アロンソ
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ルノーF1、2台体制でアブダビテストへ「フェルナンド・アロンソの参加を認めてくれたFIAに感謝」

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ルノーDPワールドF1チームは12月3日(木)、ヤス・マリーナ・サーキットで12月15日(火)に開催される1日限りのポストシーズンテストに2台のR.S.20を持ち込み、来季復帰を果たすフェルナンド・アロンソとテストドライバーの周冠宇を起用すると発表した。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックの影響で、今季はカレンダーのみならずスポーティング・レギュレーションの改定によってテスト計画が見直された。これにより恒例のアブダビテストは1日のみのセッションとなり、対象もF1参戦経験が2レース以下の若手ドライバーに限られる事となった。当然、2度のF1ワールドチャンピオンは対象外だ。

アルピーヌF1としての新時代の先導者としての役割を与えられ、2021年のF1にカムバックするアロンソは、2年近くのブランクを理由として可能な限り多くのテスト機会をチーム側に求めてきた。そこでエンストンのチームはFIAに対し、アロンソのアブダビテスト参加を求めて水面下で交渉を続けてきたわけだが、最終的に統括団体側が折れたようだ。

実は規約には抜け穴が用意されており、FIAが個別に承認したドライバーについては参加が認められる内容となっていた。

ルノーのシリル・アビテブール代表は「FIAとF1が我々のテスト計画を受け入れてくれたことに感謝したい」と謝辞を述べた。

「フェルナンドにとって、これは復帰に向けた次のステップとなる。彼は2021年に向けて万全の準備を整えるべく、疲れ知らずに働き続けている。彼はチームだけでなく、2年間離れていたこのスポーツに、そしてファンに貢献したいと願っている」

FIA-F2選手権に参戦中の21歳、上海出身の周冠宇は現在、優勝1回、表彰台5回を獲得してランキング8位につけており、今年はこれと並行してブダペスト、バーレーン、アブダビでR.S.18を走らせ、計5日間のF1テストをこなしている。

シリル・アビテブール代表は周冠宇について「彼は昨年ルノー・スポーツ・アカデミーに加わり、シミュレーターやテストプログラムの仕事を通じてチームのパフォーマンスに貢献するなど経験を積んできた。彼にとってR.S.20のドライブはこれまでの旅の補完であり、こうしたチャンスが与える事ができ嬉しく思っている」と語った。

今回のポストシーズンテストは経費ばかりがかさみ、あまり得るものが多くなく費用対効果が悪い事から、予算が限られ、目立ったジュニアドライバーがいないマクラーレンとレーシングポイントはテスト不参加を決めている。

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