ベトナム市街地コース

F1ベトナムGPコースレイアウト図と立地、1.5kmの直線区間と鈴鹿のS字を参考にした高速コーナー

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来年4月のF1ベトナムGP開催に先駆けて、首都ハノイで3月21日木曜、レースコース及びパドック、ピットなどの建設工事が正式に開始された。F1ベトナム市街地コースは、1.5kmの超ロングストレートに加えて、三重県鈴鹿サーキットのS字区間を参考にした高速コーナーが設けられる。

設計はサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)や、ヤス・マリーナ・サーキットの設計でお馴染みのヘルマン・ティルケ。コースは、ハノイ市ナムトゥリエム区に位置するミーディン国立競技場付近の一般道を使用する。全長は5.565km、22コーナーを持つ。

ベトナム市街地コースのコースレイアウト図

バックストレートは1.5kmと非常に長く、これに加えて675mのホームストレートと、ターン5からターン6にかけての800mの直線区間が設けられる。ターン11の手前に設置されるスピードトラップでは、時速335kmの最高速が想定されている。

ストリートコースはその構造上、コーナーの大部分が90度となり典型的なストップ・アンド・ゴーになりがちだが、ベトナム市街地コースでは専用セクションを新設することで高速コーナーを用意。新しいタイプの公道レースを目指している。

セクションの多くは既存の有名コースの名物コーナーからインスピレーションを受けており、ターン1・2は独ニュルブルクリンク(ターン1・2)を、ターン12~15まではモンテカルロ市街地コース(ターン1・2)を、続くターン16~19までは鈴鹿サーキットのS字(ターン2~6)を、そしてターン20~22はセパン・サーキット(ターン12~14)を参考にデザインされた。

サーキットはハノイ駅から数キロの立地に建設され、周囲にはハノイ博物館や京南ハノイランドマークタワーなど、町のシンボルマークが立ち並ぶ。アクセスは申し分なく、観戦にはもってこいのロケーションだ。

ベトナム・グランプリはモナコ、シンガポール、アゼルバイジャンに続く4番目のストリートレースになる予定で、2029年までの契約が締結されていると伝えられている。