ベッテル、オーストリアGP予選でのトラブルはエンジン関連「ストレスが溜まる。でも誰も悪くはない」
スクーデリア・フェラーリのセバスチャン・ベッテルは、F1第9戦オーストリアGP予選のQ3でタイム計測できなかったのは、パワーユニット関連のトラブルが原因だったと明かした。
トップ10グリッドを決する最終ラウンドQ3では、ベッテル側のガレージにトラブルが発生。急ピッチで作業が進められたものの、修復のためにはボディーワーク全体を外さなければならず、ベッテルはタイム計測をすることなくクルマを降りた。
予選後フェラーリは、エンジンへと繋がっているエアプレッシャーラインに問題があった事を明らかにした。
「明らかにクルマが壊れており、エンジンをかけて走行する事が出来なかったんだ」とベッテル。「そのおかげでQ2の一部とQ3全体を失ってしまった」
「至急変更作業を行う事を決断したが、それはそんなに簡単な作業じゃなかった。ボディワークを外す必要があって、問題の箇所にたどり着くのが難しかった」
「チームの皆は出来る限りの事をしてくれたけど、残念ながら時間内に間に合わなかった。ストレスが溜まる出来事ではあるけど、クルマの中から僕に出来る事は何も無かった」
「誰も悪くはない。何が起きていたのかを理解して二度とこういった事が起こらないようにしなきゃならない」
「もう一台のクルマがポールを獲れて良かったと思ってるし、チームのことを思うと僕としても嬉しい。僕の予選は残念だったけど、明日は良いレースをしてみせる」
ハースのケビン・マグヌッセンがギアボックス交換による5グリッド降格ペナルティを受けるため、ベッテルのスターティンググリッドは9番手に繰り上がる見通しだ。