セバスチャン・ベッテル、批判の矛先にいる同僚キミ・ライコネンを擁護

セバスチャン・ベッテルとキミ・ライコネンcopyright ferrari.com

2017年シーズンの3戦を終えた今、フェラーリのセバスチャン・ベッテルは最強と謳われるメルセデスを打ち破り2勝を挙げている。それに対して、チームメイトのキミ・ライコネンは「優勝はおろか表彰台すら獲得できていない」との批判にさらされている。同じフェラーリのチームメイトが非難の渦中いることについてどう思うか質問されたベッテルは、ライコネンはF1で最も才能のあるドライバーの一人であることに疑いはないと語り、グリッド最年長である同僚を庇った。

ベッテル「ライコネンの才能に疑問の余地なし」

「キミはまだ彼らしいレースができてないだけだよ。バーレーンGPではスタートで割を喰っちゃっただけだし、あれがなければ間違いなく表彰台に上がってたよと思うよ」ロシアGPを目前に控えたベッテルはF1公式サイトに対してこのように語った。バーレーンGPにおいてライコネンは、ランス・ストロールとカルロス・サインツとのクラッシュが引き金となったセーフティーカー出動によって表彰台獲得のチャンスを失い4位に終わっている。

「部外者と違って僕は何が起こったのか正確に把握してるしちゃんと見てる。今のトコロはキミの流れになってないけど、キミがパドックの中で最も才能のあるドライバーの一人って事には疑問の余地がないよ

3戦を終えてベッテルが68ポイントを獲得してドライバーズランキングをリードしているのに対し、ライコネンはベッテルの半分の34ポイントに留まり4位に甘んじている。ライコネン自身もベッテルとの差について失望していると認めるものの、フェラーリのマシン開発の方向性は正しく、車のフィーリングにも満足していると言う。ライコネンは、問題は予選でのタイムを上げるためのマシンの微調整であると述べている。

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