ライバルチームのマシンを覗き込むレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペン
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ホンダF1の意欲とポテンシャルを高く評価するフェルスタッペン「彼らはガチンコの本気モード」

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レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンはホンダF1レーシングの意欲とポテンシャルを高く評価しており、2019年シーズン以降の見通しを楽観視している。

今季のホンダ製パワーユニット「RA618H」は、信頼性を重視しているため性能を極限まで追求してるわけではないにも関わらず、ルノー・スポールと同水準のパフォーマンスを発揮。トロロッソと共に何度か印象的な上位入賞を果たしてる。

レッドブルはハイブリッド・ターボ時代の勝者の条件として”ワークスチームである事”を挙げており、ルノーがワークス復帰を果たして以降、代替のパートナーを模索。ホンダとのパートナシップを締結し、来シーズンから新しい旅路を歩むことが決定している。

無論、パワーユニットを変更して直ぐにタイトル争いが可能となるほどF1は甘くなく、メルセデスやフェラーリPUとの差は著しく大きい。その事はフェルスタッペンも重々承知であり、チャンピオンシップを賭けて戦えるようになるのは2020年からだと考えている。

とは言え、ホンダのF1パワーユニット開発拠点であるHRD Sakuraの視察経験があるフェルスタッペンは、ホンダは大きく改善しておりタイトル争いに必要な哲学とリソースを備えていると主張する。

「過去数年と比べるとホンダは大きく躍進している。エンジンが壊れるような事は最近じゃ滅多にないしね。でも一番重要なのは、彼らが物事を限界まで突き詰めたいって考えている事なんだ。そして、ホンダにはそれを可能にする大規模なリソースがある。フェラーリやメルセデスに挑戦する上で極めて大切なことだよ」

「結局のところホンダが最も可能性を持ってるチームなんだ。彼らは現時点で既にテストのための設備を可動させてるし、来年に備えて大量のギアボックスを用意するようレッドブルに要求してる。ホンダはガチンコの本気モードだし、テストで何千マイルも走るつもりでいるんだからね」