F1シンガポールGPでの多重クラッシュの責任はベッテルにある、とフェルスタッペン

マックス・フェルスタッペンcopyright Max33Verstappen

レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、9月17日に行われたF1シンガポールGP決勝レースのオープニングラップで発生した多重クラッシュの原因は、セバスチャン・ベッテルにあると非難した。

雨が降る難しい状況の中でスタートしたレースは、ブラックアウト直後にキミ・ライコネン、フェルスタッペン、ベッテルがホームストレート上で横並びになる展開になった。好スタートを決めたライコネンがイン側からフェルスタッペンをオーバーテイクしようとする中、最もアウト側に位置していたベッテルは真ん中にいたフェルスタッペンに幅寄せし牽制した。行き場をなくしたフェルスタッペンとライコネンがクラッシュ、これに巻き込まれたベッテルとフェルナンド・アロンソを含む4人が早々にリタイヤした。


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「僕に言わせればセバスチャンが問題の中心にいると思う。彼が僕を左に追いやったんだ。たぶん彼にはキミが見えてなかったとは思うけど、それは言い訳にはならないよ。チャンピオン争いしてるんだから、あんなリスクは負うべきじゃないよ」

「結局ルイスがレースをリードして、僕ら3人がリタイヤしてしまった。セバスチャンが寄って来るのが分かったから後ろに下がろうとしたんだけど、リアタイヤはフロントよりも広いから下がれなかったんだ。レースアクシデントじゃないよ。真ん中にいた僕には何もできなかったし、結局3台が巻き込まれてしまった。クリーンなスタートを心掛けたけど、結果はご覧の通りさ。僕だけじゃなく、3人全員が痛みを負うことになったんだ」

「残念なスタートになってしまった。サンドイッチ状態では何もできなかったよ。ポジティブな点としては、週末を通してずっとペースが良かったって事だね」

FIAはレース後に本件を調査する事を発表、ベッテルとライコネン、そしてフェルスタッペンはスチュワードに召喚され45分間の”取り調べ”を受けた。3人の内のいずれかに次戦でのグリッド降格またはライセンスポイント罰則が科せられる可能性もあったが、スチュワードは本件を不問とする決断を下している。

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