ピットガレージでくつろぐマクラーレンのストフェル・バンドーン
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ストフェル・バンドーン、来季メルセデスのリザーブドライバーに就任?2020年のF1復帰を模索

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今年限りでマクラーレンからの放出が決まっているストフェル・バンドーンは、来シーズンはF1ではなくフォーミュラEのレギュラードライバーとして新天地でレースを行う事になるが、それと並行してメルセデスAMG F1チームのリザーブドライバーを兼任する可能性が取り沙汰されている。

バンドーンは2018/19シーズンのフォーミュラE選手権にHWAレースラボから参戦。同チームはメルセデスAMGの子会社であり、翌シーズン6からはワークス・メルセデスの母体チームとなる事が決定している。

「次の一年だけじゃなく、その先をも見据えて検討している。現時点では何も言えないけどね」とバンドーン。26歳のベルギー人ドライバーは、フォーミュラEを足がかりにメルセデスとの新しい関係を構築する事で、2020年以降のF1復帰を目指す。

今季メルセデスAMGのリザーブ・ドライバーはジョージ・ラッセルが務めていたものの、2019年はウィリアムズからのF1デビューが決定しており、チームは後任人事を進めている。

メルセデスは、育成傘下のエステバン・オコン(現フォース・インディア)がウィリアムズのシートを獲得出来ない場合、控えドライバーの役割を与えるとの方針を表明。この場合バンドーンの野望が打ち砕かれる可能性もある。だが、チーム首脳陣は長年に渡ってバンドーンを高く評価しており、実現の可能性は決して低くはない。

「彼はジュニアカテゴリー時代から飛び抜けた才能を発揮していた。私はストフェルのファンなんだ」とトト・ウォルフ代表。「我々は、彼がなぜF1で成功できなかったのかを理解する必要があるが、それを終える前に彼についてのニュースを発表する事になるかもしれない」

「私はストフェルの性格とスピードはメルセデスに上手くハマると思ってる」