左からフランク・ウィリアムズ、クレア・ウィリアムズ、ジョージ・ラッセルcopyright Dom Romney/LAT/Williams

ウィリアムズ、メルセデスからの資金授受を否定「金のためにジョージ・ラッセルを起用したわけではない」

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ウィリアムズが2019シーズンのドライバーとしてジョージ・ラッセルを起用したのは、メルセデスからの資金流入があったと考えるのが自然だが、クレア・ウィリアムズ副代表はこれを否定。純粋にその才能を見込んでの決断だと主張する。

ウィリアムズはメルセデスAMGとエンジンサプライヤー契約を結んでおり、資金を支払ってパワーユニットを購入するカスタマーチームだ。ラッセル起用の対価として、パワーユニットの値引きを求めたとのシナリオを思い描くのは至極真っ当と言える。

今季17戦を終えて僅か7ポイントの獲得に留まっているウィリアムズは、コンストラクターズタイトルで断トツの最下位。英国の名門は今シーズンいっぱいで冠スポンサーのマルティーニを失う事が決定しており、2019年に大型のスポンサーが就く可能性は極めて低い。

ウィリアムズの2018年のF1事業の売上は6千万ポンド(約89億円)に留まり、昨年よりも480万ポンド(約7億円)減少する見通しとなっている。2016年の売上が1億1670万ポインド(約161億円)であった事を踏まえると、厳しい財政状況にある事は明白だが、クレア副代表はラッセルはペイドライバーではないと主張する。

「ジョージとの契約によって私達の予算が増強される事はありません」とクレア副代表。決断に至った理由を英Skyに対して次のように語った。「起用したのはジョージの才能を評価したからに他なりません。私達はチームを作り上げてくれる人物を求めていたのです」

今年のウィリアムズのラインナップはセルゲイ・シロトキンにしろランス・ストロールにしろ、才能というよりは持ち込み資金を優先した起用であったと言える。成績低迷をその代償と考えるのであれば、実力と将来性に溢れたラッセルを起用し、現状を打開しようとするのは一応筋が通る話ではある。

「ジョージはジェンソン(バトン)以来のイギリス人ドライバーであり、そのキャリアは実績で満ち溢れています。若き才能が加わることはF1にとっても喜ばしいことですし、ジョージは将来のスーパースター候補なのです」