シーズン19戦目となる2022年F1世界選手権アメリカGPが10月21日にサーキット・オブ・ジ・アメリカズ（COTA）で開幕を迎え、日本時間28時から金曜1回目のフリー走行が行われた。

グランプリ一発目のセッションを制したのはカルロス・サインツ（フェラーリ）。1分36秒857を刻み、低速でのグリップ不足を訴えたマックス・フェルスタッペン（レッドブル）を抑えてタイムシートのトップに立った。

3番手には今シーズン最後のメジャーアップグレードを施したメルセデスW13を駆るルイス・ハミルトンが0.5秒遅れで続いた。

金曜の現地オースティンは晴天に恵まれ、セッションは気温29℃、路面温度39℃のドライコンディションでスタートした。改修されたコースを確かめるように、各車精力的に走り込んだ。

シーズン残り4戦を前に、4チームが若手起用義務を消化すべく、レギュラードライバーに代えてフレッシュな顔ぶれを起用した。

ルーキーの中で最も速かったのは、シャルル・ルクレールに代わってフェラーリF1-75のステアリングを握ったロバート・シュワルツマンで、サインツから2秒落ちの16番手をマークした。

マクラーレンMCL36をドライブしたインディカー王者のアレックス・パロウは、9番手につけた僚友ランド・ノリスから2秒落ちの17番手を刻んだ。

アルファロメオのテオ・プルシェールは周冠宇から1.9秒遅れの18番手、ウィリアムズFW44に乗り込んだ地元出身のローガン・サージェントはアレックス・アルボンから1.9秒遅れの19番手でヘルメットを脱いだ。

若手起用枠としてではなく、ケビン・マグヌッセンに代わってハースVF-22をドライブしたアントニオ・ジョビナッツィは、セッション開始8分を待たずにターン6のアウト側バリアに衝突。赤旗の原因を作った。

左フロントの一部を破損しながら何とかピットに戻ったものの、クラッチが損傷した事で走行わずか4周の最下位に終わった。

アルファタウリ勢は2台でプログラムを分け、ピエール・ガスリーがミディアムを、角田裕毅がハードを担当。ガスリーは8番手、角田裕毅は1秒落ちの14番手でクルマを降りた。

2022年F1第19戦アメリカグランプリ2回目のフリー走行は日本時間10月21日(金)31時から1時間の日程で開催される。

2022年F1第19戦アメリカGPフリー走行1（FP1）リザルト

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