”降格組と自分達なりにバトル”したアロンソ、献身のチームプレイもオコンQ2敗退「頑張ってみたんだが…」Alpine
アルピーヌF1チームはテキサス州オースティンで開催される明日のアメリカGPに向け、エステバン・オコンが11番手、フェルナンド・アロンソが15番手で23日の公式予選を終えた。
レーシングディレクターを務めるダビデ・ブリビオは予選での狙いについて「フェルナンドにはバックストレートでトウを与える事でエステバンを助けてもらう事にした。素晴らしいチームワークのおかげでエステバンは、明日のレースをミディアムを履いて11番手からスタートする」と説明した。
なおアロンソは最終フリー走行に先立って、今季4基目となるICE、ターボチャージャー、MGU-H、MGU-K、今季3基目のES(バッテリー)及びCE(コントロール・エレクトロニクス)、そして9セット目のエキゾーストを開封しており、18番グリッドに降格となる。
アルピーヌ:F1アメリカGP予選
フェルナンド・アロンソ予選: 15位, FP3: 17位
今日の予選ではエンジン交換組のジョージ(ラッセル)とセバスチャン(ベッテル)との間で自分たちなりの些細なバトルを繰り広げた。
結局のところ今日は過去2戦とは異なり全くペースが上がらなかったから、理由を探るために洗いざらい分析して理解する必要がある。
トウを使ってエステバンを助けようと頑張ってみたんだが、他の連中と競り合うためにはコンマ数秒足らなかった。
戦略面で上手くやれば明日はポイントを獲得するチャンスが残っているはずだ。
エステバン・オコン予選: 11位, FP3: 10位
今日は11番手が精一杯だった。全体としては満足してる。
今週末は僕らにとってタフな状況が続いている。今日もQ3に手が届かずギリギリの状態だった。
ミディアムでのQ2突破を目指したわけだけど、それほど離されてはいなかったからソフトであれば進めた可能性もある。でも明日のことを考えてプラン通りにやり抜いたんだ。
今日はQ2でフェルナンドが引っ張ってくれたし、すべてがチームワークの賜物だった。上手くいったけどQ3に進むには足りなかった。
決勝では何が起こるか分からないし戦略が重要になるはずだ。前向きに考えて、レースではハードにプッシュしていくつもりだ。
ポールポジションはマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)。2番手はルイス・ハミルトン(メルセデス)。3番手はセルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)という結果となった。
2021年 F1アメリカグランプリ決勝レースは、日本時間10月25日(月)4時にスタート。1周5516mのサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)を56周する事でチャンピオンシップを争う。