アレックス・アルボン「タイム抹消がなければハミルトンを食えていたはず」F1アメリカGP《予選》
F1第19戦アメリカGP公式予選に挑んだレッドブル・ホンダのアレックス・アルボンは、チームメイトから0.452秒遅れの6番手という結果に終わったものの、Q3での最終アタックがターン19でのトラックリミットによって抹消されており、それがなければルイス・ハミルトンを上回れたと考えているようだ。
チームメイトのバルテリ・ボッタスがポールポジションを獲得した一方、ハミルトンは自身のミスによって1分32秒321の5番手に留まり、アルボンに対して0.227秒差にまで迫られる結果となった。
クリスチャン・ホーナー代表は「アレックスは進歩を続けており、ルイス(ハミルトン)に僅か0.2秒遅れという素晴らしいパフォーマンスを示した。彼は明日ソフトタイヤを履いて、マックスとは別の戦略でレースに挑む。刺激的なアメリカGPになるはずだ。特にターン1に注目だ」と語った。
タイム抹消がなければハミルトンを食えていたはず
アレックス・アルボン予選: 6位, FP3: 6位
まあ全体としては満足してる。最終ラップでのミスがなければ、良い仕事ができた予選だったって言えると思うしね。FP1は凄く良かったんだけど、続く2回のセッションでは苦労してしまい、予選に入ってから、またリズムを取り戻す事ができた。
トラックリミットでタイムが抹消されちゃったけど、Q3の最後のランでは自己ベストを0.3秒上回る走りができていた。ドライバー的に言えば、障害物がないのにコース内に留まれと言われるようなサーキットは好きじゃないね。コース外に出て欲しくないなら、コース外に出たら困るような作りをするべきだよ。
Q3での最終アタックでは、いつものように百分の数秒を削るためプッシュしていたんだ。その結果としてコース外に出てしまい、タイムが抹消されてしまった。上位の連中と同じペースとまでは言わないけど、あれがなければ1分32秒2付近には行けたはずさ。
明日はソフトスタート勢の中で最も上のポジションからスタートする事になる。そのアドバンテージを活かしてスタートで上手く蹴り出して、ターン1までに何台かオーバーテイクしたいね。クラッシュなどの混乱に巻き込まれないようにレースをスタートして、その後バトルをしていきたい。僕らのレースペースは悪くないからね。
明日の天候がどうなるのか興味深いね。もし今日よりも気温が上がれば、僕のタイヤは早めにデグラデーションで使い物にならなくなってしまうはずだけど、そうなればライバルも2ストップにせざるを得ないはずだから、何が起きるか注目だ!
ポールポジションはメルセデスAMGのバルテリ・ボッタス。フロントロウ2番手にはフェラーリのセバスチャン・ベッテルが並び、セカンドロウにはマックス・フェルスタッペンとシャルル・ルクレールが並ぶ結果となった。
2019年F1第19戦アメリカグランプリ決勝レースは、日本時間11月3日(日)28時10分にスタート。1周5516mのサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)を56周する事で勝敗を決する。