バーレーン・インターナショナル・サーキットでのブレンドン・ハートレー、2018年
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ハートレー、新エアロと改良エンジンのダブルアップデートの有用性を強調

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トロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーが、2018年FIA F1世界選手権第10戦イギリスGPに先立って抱負を語った。ハートレーは、立て続けに投入された2つの領域のアップグレードが、シルバーストンでのレースに大きく貢献すると考えている。

新エアロと改良エンジンのダブルアップデートが役に立つ

ブレンドン・ハートレー

7年間ほどシルバーストンからそんなに離れてないミルトンキーンズに住んでた事があるんだ。いい思い出だよ。人生の多くをあそこで過ごしたんだ。あの界隈はF1そのもののホームと言っても良い。大部分のレースチームの本拠地があの近辺にあるからね。トロロッソのエアロ関係の施設もバイチェスターから下ったところにあるんだ。シルバーストンでは何度もレースをしてるし、良い思い出もたくさんある。

シルバーストンには多くの歴史があり、誰もが愛するコップス、マゴッツ、バケッツといったコーナーを持つ超高速トラックだ。路面は今年再舗装されているからこれまでよりも高いグリップが期待できる。高速コーナーが多いって事はオーバーテイクが難しいって事だから、相対的に予選結果が重要になる。

カナダではパワーユニットのアップグレードが、そしてオーストリアでは空力のアップデートが入り、でチームは良い状態にあると思う。ここシルバーストンでは出来る限り多くのダウンフォースをつけなきゃならないから、この2つのアップデートは適切な時期での投入だったと思うよ。

ここはクレイジーな位に速いサーキットだから、今のF1マシンで走るのが本当に楽しみだよ。シルバーストンは真のドライバーズサーキットだし、特に天候が絡んだ時がそうだけど、しばしば最高のレースを見ることが出来る。特徴と言うべきものも多いし雰囲気も最高だ。ここ数戦よりもツキに恵まれて力強いレースが出来ることを祈ってるよ。


ホンダは全開率60%超のジル・ヴィルヌーブ・サーキットに、内燃機関のパフォーマンスを向上させた新しい「RA618H」を投入。レッドブルの母国オーストリアGPでは、フロントウイングとフロアを中心に大掛かりな改良を加えた空力パッケージを持ち込んだ。

先のグランプリでは、ポテンシャルの一端は感じられたものの、マシンへの理解不足と戦略の仇が響き結果に結び付ける事は出来なかった。だが、裏を返せば新しいパッケージを使いこなし、適切な戦略を実施しさえすれば自ずと光明が見えて来るとも言える。

戦いの舞台となるのはイギリス空軍飛行場の跡地に建設されたシルバーストン・サーキット。1周5,891mのコースには低・中・高速のコーナーが混在、カレンダー屈指のテクニカルなサーキットとして知られる。昨年のグランプリでは、ルイス・ハミルトンが優勝。2位にバルテリ・ボッタスが続きメルセデスが1-2の圧勝。3位にキミ・ライコネン(Ferrari)という結果だった。

F1ギリスGPは日本時間2018年7月6日(金)18:00からのフリー走行1で幕を開ける。

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