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ホンダF1、事故のブレンドン・ハートレー車に新しいパワーユニットを投入 / F1イギリスGP
ホンダF1は、2018年F1第10戦イギリスGP土曜フリー走行中に発生したブレンドン・ハートレーのクラッシュを受けて、STR13 28号車のエンジンを新しいものに変更した事を明らかにした。
時速300キロからのブレーキング時に左フロントサスペンションが破損。1輪を失ったマシンはタイヤバリアへと激しく衝突し大破した。その衝撃はサバイバルセルまでをも破壊したため、トロロッソは予選出走を見合わせこれを交換。レギュレーション23条2項の定めに従い、ハートレーはピットレーンから日曜の決勝に挑む。
ホンダによれば、エンジンそのものに深刻なダメージは確認されていないものの、ピットレーンスタートを強いられる事を考慮した上で、詳細な分析のために衝撃を受けたパワーユニットを日本のHRDさくらに輸送したという。FIA国際自動車連盟は、6基目のICE(内燃機関)と5基目のMGU-Kの2つのコンポーネントが新たに投入されたと発表した。
ハートレーは前戦オーストリアGPで予選19番手と奮わなかったため、戦略的エンジン交換を実施。ICE、TC、MGU-H、MGU-Kを一基ずつ投入しグリッド降格ペナルティを受けている。今回のエンジン交換によって、ハートレーは全20台の中で唯一6基目に達した事になる。