ファンからの求めに応じてサインするブレンドン・ハートレー
copyright Honda

ブレンドン・ハートレー「マシンは昨日よりコンマ数秒も改善、出走できず悔しい」

  • Published:

トロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーは、現地7日午前11時から始まったF1イギリスGP3回目のフリー走行でアウトラップを走行中、ターン6で突如左前輪部分が破損。時速300kmを超える高速走行中にコントロールを失いバリアに衝突した。

この事故によりセッションは赤旗中断。メディカルチェックの結果、ハートレーの身体に異常はなかったもののマシンの修復が間に合わず、チームは予選の走行を断念した。ハートレーは日曜の決勝をピットレーンからスタートする。

マシンは昨日よりコンマ数秒も改善、出走できず悔しい

ブレンドン・ハートレー予選: No Time, FP3: 20位

今日のクラッシュは今のF1マシンが如何に安全かって事を証明する事になったと思う。あんな激しいクラッシュだったにも関わらず、怪我もなく自力でマシンから降りられたという事実は、F1というスポーツの安全性がどれだけ進化しているかを示していると思う。

僕の方は大丈夫だったけどマシンは大破してしまった。今日の走行に向けて金曜に集めたデータを見直した結果、マシンはセクター1でかなり良い感触になっていて、昨日よりコンマ3・4秒速くなっていただけに、予選に出られなかったのは残念だよ。

ブレーキペダルを踏んだ瞬間に突然フロントサスペンションが壊れてしまったんだ。なす術がなかったよ。ただ、チームのみんながレースに向けてマシンを修復してくれているから、僕は楽観的だし、明日は全力で戦ってみせるよ。


ポールポジションはメルセデスAMGのルイス・ハミルトン。1000分の44秒差で2番手フェラーリのセバスチャン・ベッテルを退けた。3番手にはキミ・ライコネン。チームメイトには惜しくも1000分の54秒届かなかった。

2018年F1イギリスグランプリ決勝レースは、日本時間7月8日(日)22時10分にスタート。1周5,891mのシルバーストンサーキットを52周する事で勝敗を争う。

F1イギリスGP特集