アルファタウリ・ホンダ、パッケージ改善で”トップマシン”に肉薄「好結果のチャンス」とガスリー
アルファタウリ・ホンダ勢は、8月1日のF1イギリスGP公式予選で2台共にQ2進出を果たしたものの、ピエール・ガスリーはQ3進出を決めたランス・ストロール(レーシングポイント)と同タイムながらも、計測順を優先するルールのために11番手となり、また、ダニール・クビアトは14番手で共に最終ラウンドに駒を進める事ができなかった。
なおクビアトに関しては、6戦連続使用を義務付けたレギュレーションに反する形でのギアボックス交換が行われたため、決勝は5グリッド降格の19番グリッドからのスタートとなる。
Pos | Driver | Team | Q1 | Q2 | Q3 |
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11 | ガスリー | アルファタウリ | 1:26.343 | 1:26.501 | |
12 | アルボン | レッドブル | 1:26.565 | 1:26.545 | |
13 | ヒュルケンベルグ | レーシングポイント | 1:26.327 | 1:26.566 |
予選でのQ3進出は叶わなかったものの、アルファタウリ・ホンダは今回、全プラクティスで少なくとも1台をトップ10に送り込んでおり、AT01のパフォーマンスの向上を感じさせている。
テクニカル・ディレクターを務めるジョディ・エギントンは次のように述べ、シルバーストンに持ち込んだセットアップアイテムによって、パッケージの競争力強化に成功したとの考えを示している。
「今回持ち込んだ新しいパーツと新しいセットアップの方向性がうまく噛み合った事で、シルバーストンにおける我々のパッケージは改善されたと考えている。とは言え、ミッドフィールド競争が非常に激しいため、この方向性で作業を継続していかねばならない」
アルファタウリ・ホンダ:F1イギリスGP予選
ピエール・ガスリー予選: 11位, FP3: 10位
今日の予選には満足だよ!Q3に行けるだけのペースもあったし、現時点でのグリッド上の”トップマシン”の1台であるレーシングポイントのラップタイムに匹敵できたのは本当にポジティブな事さ。僕らが自分たちの仕事をシッカリこなせた証しだね。
明日のレースは11番手からのスタートだから、タイヤを自由に選択することができるし、決勝では良い結果を残せるチャンスがあると思う。今週末は徐々に進歩を遂げてこれているから、明日は10位以内でフィニッシュしてポイントを獲得したいね。
ダニール・クビアト予選: 14位, FP3: 11位
ラップは凄く良かったし、かなり満足している。コーナーでは自信を持って走ることができたし、ピエールに比べてタイムを失っていたのが直線区間だけだったからね。
ペナルティの関係で明日のレースは5つ下のポジションからのスタートになるから楽じゃないと思うけど、大抵の場合、レース中はフィーリングが良いからさほど心配してはないない。ポイント獲得が僕の目標であることに変わりはないから、全力でプッシュしていくつもりだ。
ポールポジションはルイス・ハミルトン、2番手にはバルテリ・ボッタスが続きメルセデスAMGがフロントロウを独占。2列目3番手にはマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)、4番手にはシャルル・ルクレール(フェラーリ)が並ぶ結果となった。
2020年 F1イギリスグランプリ決勝レースは、日本時間8月2日(日)22時10分にスタート。1周5,891mのシルバーストン・サーキットを52周する事でチャンピオンシップを争う。