遂に!角田裕毅、2024年アブダビF1テストでレッドブルRB20をドライブへ…ホーナー明かす
角田裕毅(RBフォーミュラ1)が2024年のシーズン終了後にアブダビのヤス・マリーナ・サーキットで行われるタイヤテストで、レッドブルRB20をドライブする見通しが固まった。レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表が明らかにした。
角田裕毅は昨年以降、チームメイトを上回るパフォーマンスを発揮しているが、レッドブルは昇格に消極的で、これまでにレッドブルのマシンをドライブするチャンスが与えられたのは、先月、台湾で行われたプロモーションイベントと、グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードでの2回のみで、いずれも単なるデモ走行だった。
しかしながら、2025年末までエンジンサプライヤーを務めるホンダからの後押しを経て、ポストシーズンのアブダビで初の本格テストに臨むことが決定した。
角田裕毅がマックス・フェルスタッペン(レッドブル)を上回る3番手を刻んだF1メキシコGPのFP1を経てホーナーは、「言うまでもなくユーキはジュニアチームのメンバーであり、我々はホンダと話し合った」と語った。
「シーズン終了後のテストで彼はクルマをテストする予定だ。これはかなり前から合意されていたことだ」
「レッドブル・レーシングのエンジニアと仕事をする機会を与え、レッドブルのマシンでどのようなパフォーマンスを発揮するか見てみたい」
アブダビテストで各チームは2台のクルマを走らせる。その内の1台はグランプリ参戦経験が2戦以下のルーキーに与えなければならず、角田裕毅は来季に向けたタイヤテスト用のもう1台のステアリングを握ることになる。
セルジオ・ペレスは2026年末までレッドブルと契約を結んでいるが、ホーナーとレッドブルのモータースポーツ・アドバイザーを務めるヘルムート・マルコはともに、2025年に向けた交代の可能性を除外していない。
角田裕毅は既に2025年のRB残留が発表されているが、契約はRBとではなく、レッドブルとの間で締結されており、状況次第では来年、フェルスタッペンとコンビを組む可能性もゼロではない。
契約を理由にホーナーは、「現時点」ではペレスが来季もレッドブルのドライバーを務めるとする一方、「我々には、ローラン(RBチーム代表のメキーズ)とピーター(RBのCEOを務めるバイエル)とともに、あらゆる選択肢を検討する時間があるという利点がある」とも語った。