優勝トロフィーを持つ角田裕毅、2020年F2サクヒール レース1後copyright Formula Motorsport Limited

角田裕毅、優勝及びF2ランキング4位以上確定!「一線を越えた動き」のニキータ・マゼピンに罰則裁定

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角田裕毅(カーリン)のポイントランキング4位以上が確定した。F2サクヒールのレース1を終えてスチュワードは、4件のインシデントで審議中であったニキータ・マゼピン(ハイテック)に2回の5秒ペナルティを科す裁定を下した。

スチュワードはレースディレクターからの報告を受けて、7号車を駆る角田裕毅に対するマゼピンのブロッキングを審議の対象とし、映像証拠の調査並びにドライバー及びチーム代表者への聴取を行った。

最終盤、トウを得てターン1に向けてオーバーテイクを仕掛けてきた角田裕毅(7号車)に対しマゼピン(24号車)は、ピットウォール側に追いやってブロッキングを試みた。この結果角田裕毅はピットレーン出口に追いやられたものの、冷静にマージンを取って対処しラップリーダーの座を手にした。

スチュワードは「24号車によってコースオフさせられていなければ、7号車がコース上で追い抜きを成功させた事は間違いなく、よってコース外に出た上でオーバーテイクを完了したことに対する措置を取る理由はない」として角田裕毅には何らの落ち度もないと判断。優勝が確定した。

また、マゼピンに関しては「24号車は自車の右側のタイヤがコースの端に至るまで右側に移動し続け、FIA国際競技コードの付録L第4章第2条(b)に違反する形で7号車をコース外に追いやった」として5秒加算ペナルティと2点の罰則ポイントを科す裁定を下した。

更にマゼピンは、追い抜きを仕掛けてきたフェリペ・ドルゴヴィッチ(MPモータースポーツ)へのブロッキングでも5秒のタイム加算ペナルティと2点の罰則ポイントを科され、計10秒のペナルティにより9位に後退。表彰台を剥奪され、ドルゴヴィッチが3位に繰り上がった。2020年シーズンのトータル罰則ポイントは11点に達した。

なお他の2件のインシデントに関してはお咎めなしの裁定が下った。

マゼピンはドライバーズチャンピオンシップでも順位を落とし、ロバート・シュワルツマン(プレマ)に先行を許す5位に転落。ランキング3位に浮上した角田裕毅とのポイント差が22点に達した事から、日曜日に控える最終レースでの逆転は不可能な状況となり、角田裕毅のランキング4位以上が確定。スーパーライセンス発給要件をクリアする見通しが立った。

また同時に、マゼピンのランキング5位以上も確定する事となり、こちらも来季ハースでのF1デビューに必要となるスーパーライセンスの発給見通しが確立した。

一連のマゼピンのドライビングについて、F1デジタルプレゼンターを務めるウィル・バクストンは「マゼピンのディフェンスは一線を越えていた。ドライバー足る者、常にスペースを残さなければならない」と指摘した。

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