トライアンフのMoto2トランスポーター
Courtesy Of Triumph

トライアンフ、Moto2へのエンジン供給契約を延長…3気筒765ccエンジンを2024年まで

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トライアンフモーターサイクルズは8月27日、 FIM Moto2世界選手権の独占エンジンサプライヤー契約を延長したと発表。3気筒765ccエンジンを2024年まで供給する。

Moto2シリーズを最高峰クラスに近づけたいというドルナの意図を受け、トライアンフは2019年シーズン開幕以降、Street Triple RSエンジンをベースに吸気効率の向上と高回転化を図った最高出力140馬力以上(量産比17%増)を誇る3気筒エンジンを供給してきた。

トライアンフがMoto2に供給する3気筒765ccエンジン (2)Courtesy Of Triumph

トライアンフがMoto2に供給する3気筒765ccエンジン

トライアンフのチーフ・プロダクト・オフィサーを務めるスティーブ・サージェントは、Moto2へのエンジン供給によって全世界的に注目度と同社に対する信頼性が向上したと主張し「Moto2での成功はトライアンフ社内におけるレースへの情熱を再燃させる素晴らしいきっかけとなった」と語った。

またドルナのスポーツ・マネージング・ディレクターを務めるカルロス・エスペレータは、過去3シーズンを「素晴らしい成功」と評価し、トライアンフのサポートと献身的な仕事に感謝の意を表すと共に「我々はこのパートナーシップに満足している。再びエキサイティングな3年間を共有できる事を楽しみにしている」と語った。

今年創業119年周年を迎えたトライアンフは、Moto2マシン初となる300kmhオーバーの最高速( フィリップ・アイランドでの時速301.8km)を含め、2019年以降に様々な記録を塗り替えてきた。2020年シーズンには15回のレースで11回のラップレコードが記録され、7名の異なるウィナーが生まれた。

トライアンフがMoto2に供給する3気筒765ccエンジン (1)Courtesy Of Triumph

トライアンフがMoto2に供給する3気筒765ccエンジン

2021年Moto2アッセンCourtesy Of Triumph

2021年Moto2アッセン