量産オートバイとしては世界最大の最新型2,500ccトリプルエンジンを搭載する、トライアンフの最新型ファクトリーカスタム新型Rocket 3 TFCが発表された。初代ロケットⅢは2004年に初めて登場。この度TFC（トライアンフ・ファクトリー・カスタムシリーズ）の第2弾として2019年モデルが市場に投入される。価格は325万円～。

TFCシリーズは2014年に製作されたTriumph TFC BobberとTFC Scramblerからスタート。Rocket 3 TFCは世界限定750台のみの発売で、ゴールドのディテールがあしらわれたプレミアムTFCバッジや、シリアルナンバーの入った美しいプラークを特徴としており、シリアルナンバーレターや、個別のカスタムビルドブック、TFCのブランドロゴが入ったレザー製リュック、そしてRocket 3 TFC屋内用バイクカバー等が付属する。

2.5リッターという規格外の排気量を誇る世界最大の量産バイク用エンジンは、前世代よりも13％以上アップした最高出力170馬力以上、最大トルクは221Nm以上を誇る。卓越した性能に加えて、軽量チタンインレットバルブといった最先端のコンポーネントを採用することで、従来のRocketよりもさらに高い回転を可能にしている。

圧倒的で印象的なスタイルを備えた新型Rocket 3 TFCは、前世代と比べて40kg以上の軽量化を達成。驚くべきハンドリングと走行体験を可能にする。フロントマッドガード、サイレンサーエンドキャップ、エキゾーストヒートシールド、フライスクリーンなどにカーボンファイバーがあしらわれ、マス最適化のために最新アルミ製フレームや片持ち式スイングアームを採用する。

最新第2世代となるフルカラーTFTディスプレイは機能性が大幅に向上。最小限のスタイリッシュなデザインは、2つの情報レイアウトテーマと、ライダーによるスタートアップ画面のカスタマイズを可能にする機能を提供する。

最適化されたコーナリングABSおよびトラクションコントロールのセットアップは、傾斜角度に関係なく最適なブレーキ性能とトラクションレベルを維持。4つのライディングモード（ロード、 レイン、 スポーツ、 ライダー設定）は、スロットルマップとトラクションコントロールの設定を走行条件やライダーの好みに合わせて調整する。

走行体験を新たなレベルへと引き上げるため、Triumphシフトアシストおよびヒルホールドコントロールを標準装備。シフトアシストは、シームレスなノークラッチのシフトアップ／ダウンを可能にし、マニュアルでのギアチェンジと比較してシフト操作時間を短縮。ヒルホールドコントロールは勾配での後退を防ぐ。

視認性の向上、エネルギー消費の低減、高い耐久性を実現するため、シグネチャープロファイルデイタイムランニングライトを特徴とする最新型フルLEDツインヘッドライトやコンパクトLEDインジケーター、テールライト、ナンバープレートライトを含むオールLEDライトを装備する。

エレクトロニッククルーズコントロールも標準装備。長距離走行時におけるライダーの疲労を軽減すると共に、利便性および安全性向上のため、キーレスイグニッションやタイヤ空気圧モニタリングシステム（TPMS）およびUSB充電ソケットをも装備する。

最高仕様のBrembo製Stylema(R)キャリパーや、Showa製47mm径倒立カートリッジ式フォーク、ピギーバッグリザーバー付きのShowa製フルアジャスタブルモノショックなど、カテゴリーをリードする装備レベルを提供。Brembo製ラジアルマスターシリンダーやMCSストローク/レシオ調整可能ブレーキレバーおよびクラッチレバーなどプレミアム感が漂う。

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