F1オーストリアGPの表彰台に上がったマックス・フェルスタッペンとシャルル・ルクレール、バルテリ・ボッタスとホンダF1の現場統括責任者を務める田辺豊治テクニカル・ディレクター
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レッドブル・ホンダ、優勝かペナルティか…運命の審議が1日午前1時より開始 / F1オーストリアGP決勝

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FIA国際自動車連盟は、F1オーストリアGP決勝レース最終盤に発生したマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)とシャルル・ルクレール(フェラーリ)のインシデントについて、現地午後6時、日本時間1日(月)午前1時より聴取を行う事を明らかにした。

レッドブル・ホンダの優勝が確定、お咎め無し

オープニングラップでポジションを落とし、7番手から巻き返したフェルスタッペンはレース残り3周、ラップをリードしていたルクレールをストレートエンドのターン3でイン側からオーバーテイク。この際両者は軽くタイヤ同士が接触した。

フェルスタッペンはその後、ルクレールを完璧に抑え込んで3秒前でトップチェッカーを受けたが、ターン3での一件は審議の対象となり、レース後に審議が行われる予定となっていた。仮にフェルスタッペンの過失が認められた場合、タイムペナルティなどの罰則が与えられ、優勝が幻と消える可能性もある。

仮に最も軽い罰則の5秒加算ペナルティーの裁定が下った場合、フェルスタッペンと3位バルテリ・ボッタスとのギャップが18秒であるため、2位へと後退する事になる。

フェルスタッペンはレース後、ルクレールに対するドライビングについて質問され「あの動きが罰則の対象となるならば、家で観戦していた方がマシ」と述べ、F1に参戦する意味がないと述べている。

レッドブル・レーシングのレースエンジニアを務めるサイモン・レニーは「(スチュワードからは)1時間から1時間半以内に決断を下す予定はないと伝えられている」と語っており、審議の結果が明らかとなるまでには今しばらく時間がかかる見通しだ。

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