優勝トロフィーを手に満面の笑みを見せるレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンと、不機嫌な表情のフェラーリのシャルル・ルクレール、F1オーストリアGP決勝ポディウムセレモニーにてcopyright Getty Images / Red Bull Content Pool

フェルスタッペンとルクレール 主張譲らず…跳馬代表「リザルトが覆る事を確信している」

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F1オーストリアGPのインシデントについて注目が集まる中、当事者であるレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンとフェラーリのシャルル・ルクレールの意見は真っ向から対立している。

レース後記者会見で、ターン3での件について質問されたフェルスタッペンは「2度目の時はコーナーに侵入する際、少し深くまでブレーキを遅らせたと記憶してる。確かにコーナー出口でちょっとした接触があったが、僕に言わせればこれがレースだしか言えない。激しく争った結果だよ。前のクルマに付いて回るだけの退屈なレースをするよりマシでしょ?違う?」と答えた。

70周のレース最終盤に激しいトップ争いを繰り広げた両者は、2度に渡って白熱のサイドバイサイドを演じた。ラスト3周での2度目の攻防でフェルスタッペンは、ターン3のイン側から突き刺し、ルクレールを交わしてラップリーダーの座を奪い、そのままトップチェッカーを受けた。

オーバーテイクの際に接触があった事で、一件はレース後の現地午後6時、日本時間1日(月)午前1時より関係者を集めての聴取が行われ、審議が行われた。最も軽い罰則の5秒加算ペナルティーの裁定が下った場合、フェルスタッペンは2位へと後退。ホンダF1にとっての13年ぶりの優勝が幻と消える可能性があったが、スチュワードはお咎め無しの裁定を下し、フェルスタッペンの優勝が確定した。

フェルスタッペンがレーシングアクシデントだと主張した一方でルクレールは「僕は両方のラップで同じようにドライブした。唯一違ったのは、2回目の接近の時に接触したってことだけだ。その結果、ワイドに膨らんでしまいかなりタイムを失ってしまった」と語り、次のように続けた。

「セカンドラップの時にコンタクトするなんて思ってなかった。マックスが言ったように、僕も彼が通常より少し深くまでコーナーに侵入したと考えている。彼がそれによって失ったのかどうかは分からないけど、接触があった」

「僕は自分のクルマのトラクションにかなりのアドバンテージがあると感じていた。1回目の時は上手くトラクションをかけて地面を蹴り出しポジションを守れたけど、2回目はコース外に出ることになってしまったため、守る事が出来なかった」

フェラーリのチーム代表を務めるマッティア・ビノットは、ルクレール以上にリザルト変更への自信を持っている。

「フェルスタッペンが最高のレースをした点については疑う余地はない」とビノット代表。「シャルルも同様だ。彼らはコース上でファンタスティックなバトルを見せてくれたが、規則とルールは明確だ」

「カナダGPでの一件を考えれば、我々はアプローチを変えるべきではないと思う。実際に衝突が起こり、一方のクルマがコース外へと押し出された。私はこれら両方の状況が存在していたと考えている。結果については自信を持っている」と語った。

フェラーリのセバスチャン・ベッテルは、カナダGP決勝でコースオフを喫した後、安全な形でコースに復帰しなかったとして、レース後に5秒ペナルティを科された。その結果、トップでフィニッシュしたにもかかわらず2位に降格。メルセデスのルイス・ハミルトンに優勝を奪われている。

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