鈴鹿サーキットのグランドスタンドとホームストレート、2018年10月5日
Courtesy Of Red Bull Content Pool

FIA国際自連、F1日本GPでの最優先事項は「人命の安全確保」台風19号の動きを注視

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FIA国際自動車連盟、F1、鈴鹿サーキット、JAF日本自動車連盟は10日(木)午前10時に声明を発表し、その中で「台風19号 (ハギビス)によるF1日本GPへの潜在的な影響を注意深く監視している」と述べ、台風への対策を進めていると明らかにした。

FIAとFOMはリリースの中で、最優先事項は「ファン及び競技者、そして鈴鹿サーキットのスタッフ達全員の安全確保」とした上で、「タイムテーブルの混乱を最小限に抑えるためにあらゆる努力をしている」とも述べた。

台風19号は大型で猛烈な勢力を維持し、10日午前6時現在、中心気圧は915hPa、最大瞬間風速は秒速75メートルとなっている。3回目のフリー走行及び予選が行われる3連休初日の12日(土)以降に、紀伊半島界隈から関東平野にかけて上陸する恐れもあり、セッションの中止あるいは延期が危惧されている。

なお、F1日本グランプリと同じく今週末に開催されるラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会に関しては、統括団体と大会組織委員会が12、13日に開催予定の7試合の一部について、代替会場開催や順延などの可能性を含めて検討を進めている。

2004年と2010年のF1日本GPでは、台風の影響に伴い、予選を日曜に延期して実施している。コンディションのために土曜日に予選を開催できない場合は、日曜午前中に延期される可能性がある。

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