ストロール、母国ペナルティ発進で今季最高位も「何一つ上手くいかなかった」一方で最下位脱出

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ランス・ストロール(アストンマーティン・ホンダ)は、2026年F1第5戦カナダGP決勝を15位で終えた。母国の観衆の前で今季自己最高位を記録したが、レースを終えた当人の表情は明るくなかった。

PU交換でピットレーンスタートに

ストロールは予選21番手に沈んだあと、決勝を前にパルクフェルメ下で年間割り当て上限を超える4基目のES(バッテリー)とPU-CE(コントロールエレクトロニクス)を搭載した。

これは規則第B8条2項2号および第B3条5項3号違反に該当するため、ストロールにはピットレーンスタートが命じられた。レースはこれ以上ない最悪の条件で始まることとなった。

今季自己最高位も慰めにならず

ストロールは2ストップ戦略を採った。ソフト、ソフト、ミディアムとつなぎ、終盤にはバルテリ・ボッタス(キャデラック)を抑えた。

相次ぐ他車のリタイアにも助けられ、ストロールはピットレーンスタートから15位まで順位を上げた。結果として、今シーズンとしては最上位でのフィニッシュとなった。

さらに、26周目にリタイアしたチームメイトのフェルナンド・アロンソをランキングで上回り、21位へ浮上。ドライバーズランキング最下位も脱出した。

ただし、そうした数字はストロールにとって慰めとはならなかった。レース後、現状のAMR26に対して厳しい言葉を並べた。

「何ひとつうまくいかなかった」とストロールは振り返る。

「タイヤに温度を入れるのに苦労したし、グリップもなかった。それに、パワー不足でストレートでもスピードが出なかった。厳しい一日だった」

15位という結果は、レース展開によって拾った順位という側面が大きい。ストロール自身も、クルマの競争力で挽回したという感覚は持てなかったようだ。

母国で流れ変わらず、次戦へ

ストロールにとって、カナダGPは特別なレースだ。地元ファンの前で走る週末だからこそ、結果を残したい思いは強かった。

だが、予選では21番手に沈み、パワーユニット関連コンポーネント交換によるピットレーンスタートに加え、決勝ではペース不足と、流れは最後まで好転しなかった。

「もっと良い結果を残したかったけど、厳しい週末になることは分かっていた。モナコでまた頑張るよ」

ストロールはそう語り、次戦へ視線を移した。


2026年F1第5戦カナダGPでは、アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)がトップチェッカーを受けて4連勝を飾った。2位はルイス・ハミルトン(フェラーリ)。3位表彰台にはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が滑り込んだ。

モンテカルロ市街地コースを舞台とする次戦モナコGPは、6月5日(金)のフリー走行1で幕を開ける。

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