アストン、ホンダPU異常で出遅れ拡大「依然としてやるべきことは山積み」とストロール/2026年F1バーレーンテスト《初日》

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アストンマーティンは、バーレーンで幕を開けた2026年F1公式プレシーズン・テストの初日、ランス・ストロールの手により「AMR26」の本格的な走行を開始した。だが、ホンダ製パワーユニット(PU)の問題により、走行が大幅に制限されることとなった。

今週月曜にサウジアラビア・ダーランで公開されたばかりの2026年型リバリーが2月11日(水)、初めて公式テストの舞台に姿を現した。しかしながら、午前中は全チーム最少の28周にとどまり、午後のセッションではデータ上でPUに「異常」が確認される事態に直面した。

これを受け、ホンダの技術陣はさらなる分析が必要と判断。その結果、午後の走行プログラムは大幅に制限され、ストロールの総周回数は1日を通して36周にとどまった。ベストタイムはC2コンパウンドで記録した1分39秒883で、同じC2タイヤでトップタイムを記録したランド・ノリス(マクラーレン)からは5.661秒差だった。

アストンは車体開発の遅延により、1月末のバルセロナ・シェイクダウンで十分な走行距離を確保できておらず、この日が実質的な本格始動と位置づけられていた。だが、ライバル勢が着実にマイレージを重ねる中、再び周回数が伸び悩んだことは、開幕に向けた準備状況に影を落とす結果となった。

ガレージ内でアストンマーティンの2026年型F1マシン「AMR26」を見つめるF1チーム代表兼マネージング・テクニカル・パートナーを務めるエイドリアン・ニューウェイ、2026年2月11日F1プレシーズンテスト初日(バーレーン・インターナショナル・サーキット)Courtesy Of Aston Martin Lagonda Limited

ガレージ内でアストンマーティンの2026年型F1マシン「AMR26」を見つめるF1チーム代表兼マネージング・テクニカル・パートナーを務めるエイドリアン・ニューウェイ、2026年2月11日F1プレシーズンテスト初日(バーレーン・インターナショナル・サーキット)

バルセロナ・シェイクダウンで僅か3周の走行にとどまっていたストロールにとって、この日はAMR26での初めての本格的なテストデーになるはずだったが、そうはならなかった。

ストロールは、「午前中は(PU関連の)テスト項目をこなして忙しかったけれど、午後はパワーユニットにデータ上で異常が見つかったため、走る時間が限られてしまった」と振り返った。

さらに、「クルマを理想的な状態にするには、まだやるべきことが山積みだ」と述べ、現在の課題を指摘。それでも、「この2回のテストを通じてできる限り学んで、改善していくつもりだ」と前を向いた。

テスト2日目の12日(木)は、フェルナンド・アロンソが終日ステアリングを握り、バーレーンでの初走行に臨む予定だ。ストロールは最終日の13日(金)に再びコックピットに戻る。

4時間にわたる午後の走行を実質的に打ち切った状況から判断すると、単なるデータ上の異常にとどまらず、ハードウェア自体に何らかの損傷が発生した可能性があるとの判断が下されたものと考えられるが、現時点で詳細は明らかにされていない。

初日に発生したデータ異常が今後のプログラムにどのような影響を及ぼすのか、ホンダの解析結果が注目される。