7戦連戦入賞なるかピエール・ガスリー、劇的接戦を予想「セットアップの鍵はコーナー」
アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーが、6月25-27日にかけて開催される2021シーズンFIA-F1世界選手権第8戦シュタイアーマルクGPに先立って抱負を語った。
戦略面での不満を訴えながらも、ガスリーは前戦フランスGPで見事6戦連続入賞を飾った。現在、連続入賞を続けているドライバーの中でガスリーを上回っているのはランド・ノリス(マクラーレン)のみだ。
本大会の舞台となるレッドブル・リンクはコーナー数がカレンダーの中で最も少なく4番目に短いサーキットであるものの、1周を完璧にまとめ上げるのはかなり難しく、唯でさえ僅差となる傾向にあるが、今回は昨年に引き続き同一開催地での2連戦となるため更なる激戦が予想されている。
ピエール・ガスリーセットアップの鍵はコーナー
昨年のレッドブル・リンクでの2連戦は7位と15位という結果だった。ここは全長がかなり短くストレートが多いから、残りの僅かなコーナーをターゲットにクルマを最適化する必要がある。
フランスでのホームレースを終えて1週間後に行われる今週末のレースは、レッドブルにとってのホームグランプリで、僕らアルファタウリも同じ様に、あらゆる利害関係者の皆から大きな期待が寄せられての週末を迎える事になる。
大勢のファンが現地観戦できるのは素晴らしい事だね。熱気と興奮に溢れたエキサイティングな週末になりそうだし、レースが待ち遠しい。
僕らは開幕戦を除く全レースでポイントを獲得してきた。ここは僕らにとって重要な週末だし、これまでの好調を維持して良い結果を収めたい。全力でプッシュし続けるよ。
ここは1周の距離が短い事もあって、昨年のレースで経験したように今回もフィールド全体のギャップがかなり接近する事になると思う。2週連続で同じコースを走るからマシンもより最適化される事になるし、もちろん僕らドライバー視点から言っても、限界への見極めが進むわけだから、特に予選はとんでもなくタイトになるだろうね。
昨年同様に、2週目の週末ではピレリが1週目とは異なるタイヤを供給する。変化を付けるという点で良いアイデアだと思うよ。
シュタイアーマルクGPはレッドブル・リンクでの2連戦の初戦として日本時間6月25日(金)18時30分からのフリー走行1で幕を開ける。
かつてA1リンクと呼ばれた1周4318mのコースは全コーナー数が僅か10箇所とカレンダーの中で最も少なく、低速コーナーが2箇所のみである事に加えて4本のストレートを擁するため
高いエアロダイナミクスが要求される一方でエンジン全開率が72%と非常に高い。
第2戦として開催された昨年のシュタイアーマルクGPでは、ルイス・ハミルトンがポール・トゥ・ウインを飾り、2位はバルテリ・ボッタス、3位はフロントロー2番グリッドからスタートしたマックス・フェルスタッペンという結果だった。