2018年シーズンのF1ピレリタイヤ全7種類
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F1スペインGP タイヤ配分:新人コンビのウィリアムズが超攻撃的、王者チームのメルセデスは超保守的

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F1の公式タイヤサプライヤーを務めるピレリは1日(火)、2018年第5戦F1スペインGPのドライバー別タイヤ選択を公表した。マシンの総合力が試されるカタロニア・サーキットに持ち込まれるのは、赤スーパーソフト、黄ソフト、白ミディアムの3種類。

目を引くのはウィリアムズ勢。全チームの中で唯一ソフトを1セットのみとし、完全にこれを切り捨てた。セルゲイ・シロトキンは最も柔らかめのスーパーソフトを10セット、ランス・ストロールも9セットと、他を圧倒的に凌ぐアグレッシブな選択に。同じカタロニアで開催されたプレシーズンテストでは、スーパーソフトとソフトのタイム差が約1秒と大きく開いた。

2018年F1第5戦スペインGPドライバー別タイヤチョイス

若手コンビのウィリアムズが積極的な姿勢を示したのに対し、先日のアゼルバイジャンGPでランキング首位に躍り出たルイス・ハミルトン有する王者メルセデスはかなり保守的。SSタイヤは5セットに留め、ソフトとミディアムに重点を置いたタイヤ選択となった。

タイヤの扱いに苦労し続けているトロロッソ・ホンダ勢は、ミディアム3セット、ソフト3セット、スーパーソフト7セットと、ライバルと比べるとやや攻撃的なバランス型。シーズン前合同テストで印象的な速さを示しているだけに、中国GP以降の不審挽回に大きな期待がかかる。

昨年のレースはキミ・ライコネン、バルテリ・ボッタス、マックス・フェルスタッペンら優勝候補が続々リタイヤ。ルイス・ハミルトンが勝利を掻っ攫った。中古のソフトでスタートしたハミルトンは、新品ミディアム、新品ソフトと繋ぎ、計2回のピットストップを経てチェッカーフラッグを受けた。

F1スペインGPは、GW明けの日本時間5月11日(金)19時からのFP1で幕を開ける。

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