フェラーリSF71Hを駆るセバスチャン・ベッテル、カタロニア・サーキットにてcopyright Sutton / Pirelli

2018年 F1プレシーズンテスト総合結果 / 最速タイムと最高速度、総周回数

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2月26日(月)からスペインのカタロニア・サーキットで開催されていたシーズン前F1バルセロナテストの日程がすべて終了した。計8日間のテストの総合結果を、ファステストラップ、総周回数の観点でまとめた。2018年シーズンのF1勢力図争いの予想に役立てて欲しい。

ドライバー別ファステストラップ

2018年キミ・ライコネン、フェラーリSF71H
© Joe Portlock/LAT Images

8日間のテストの中で最も速いタイムを記録したのはフェラーリのセバスチャン・ベッテル。僚友キミ・ライコネンがこれに続き、スクーデリア・フェラーリが1-2を独占した。トロロッソ・ホンダはピエール・ガスリーの7番手が最高位。メルセデスがハイパーソフトを履く事はなく、ルイス・ハミルトンが8番手につけた。

不気味なのはハース、スーパーソフトのケビン・マグヌッセンとハイパーソフトを履いた最速ベッテルとのタイム差は1.178秒。スーパーソフトとハイパーソフトとの想定ギャップである1秒を考慮に入れると、ハイパーソフトを履いたハースVF-18は、本家フェラーリSF71Hに匹敵する速さを示すという試算結果が得られる。

Pos. Driver Team Day Tyre Time
1 セバスチャン・ベッテル フェラーリ 7日目 ハイパーソフト 1分17秒182
2 キミ・ライコネン フェラーリ 8日目 ハイパーソフト 1分17秒221
3 フェルナンド・アロンソ マクラーレン 8日目 ハイパーソフト 1分17秒784
4 ダニエル・リカルド レッドブル 6日目 ハイパーソフト 1分18秒047
5 カルロス・サインツ ルノー 8日目 ハイパーソフト 1分18秒092
6 ケビン・マグヌッセン ハース 7日目 スーパーソフト 1分18秒360
7 ピエール・ガスリー トロロッソ・ホンダ 7日目 ハイパーソフト 1分18秒363
8 ルイス・ハミルトン メルセデス 6日目 ウルトラソフト 1分18秒400
9 ロマン・グロージャン ハース 8日目 ウルトラソフト 1分18秒412
10 バルテリ・ボッタス メルセデス 6日目 ウルトラソフト 1分18秒560
11 ニコ・ヒュルケンベルグ ルノー 7日目 ハイパーソフト 1分18秒675
12 ストフェル・バンドーン マクラーレン 7日目 ハイパーソフト 1分18秒855
13 ブレンドン・ハートレー トロロッソ・ホンダ 8日目 ハイパーソフト 1分18秒949
14 エステバン・オコン フォース・インディア 8日目 ハイパーソフト 1分18秒967
15 シャルル・ルクレール ザウバー 8日目 ハイパーソフト 1分19秒118
16 セルゲイ・シロトキン ウィリアムズ 8日目 ソフト 1分19秒189
17 マーカス・エリクソン ザウバー 7日目 ハイパーソフト 1分19秒244
18 ロバート・クビサ ウィリアムズ 7日目 スーパーソフト 1分19秒629
19 セルジオ・ペレス フォース・インディア 7日目 ハイパーソフト 1分19秒634
20 マックス・フェルスタッペン レッドブル 7日目 ソフト 1分19秒842
21 ランス・ストロール ウィリアムズ 8日目 ソフト 1分19秒954
22 ニキータ・マゼピン フォース・インディア 初日 ミディアム 1分25秒628

チーム別ファステストラップ

チーム別の最速タイムでは、フェラーリ、マクラーレン、レッドブルがトップ3という結果に。ハース、メルセデス、ウィリアムズの3チームは、最も柔らかい桃色ハイパーソフトタイヤを投入する事なくテストを終えた。

3位レッドブルから7位メルセデスまではコンマ4秒以内に5台がひしめく大接戦。フォース・インディアとザウバーはやや出遅れている感が否めない。

Pos. Team Driver Date Tyre Time
1 フェラーリ セバスチャン・ベッテル 7日目 ハイパーソフト 1分17秒182
2 マクラーレン フェルナンド・アロンソ 8日目 ハイパーソフト 1分17秒784
3 レッドブル ダニエル・リカルド 6日目 ハイパーソフト 1分18秒047
4 ルノー カルロス・サインツ 8日目 ハイパーソフト 1分18秒092
5 ハース ケビン・マグヌッセン 7日目 スーパーソフト 1分18秒360
6 トロロッソ・ホンダ ピエール・ガスリー 7日目 ハイパーソフト 1分18秒363
7 メルセデス ルイス・ハミルトン 6日目 ウルトラソフト 1分18秒400
8 フォース・インディア エステバン・オコン 8日目 ハイパーソフト 1分18秒967
9 ザウバー シャルル・ルクレール 8日目 ハイパーソフト 1分19秒118
10 ウィリアムズ セルゲイ・シロトキン 8日目 ソフト 1分19秒189

チーム別総周回数

チーム別総周回数は、メルセデスとフェラーリが頭一つ突き抜け、これをトロロッソ・ホンダ、ウィリアムズ、ルノーの3チームが追う展開に。計5回もの赤旗マシントラブルに見舞われたマクラーレンは、ホンダエンジンを積んでいた昨年同様、断トツの最下位に甘んじる事となった。

Pos. Team Laps
1 メルセデス 1040
2 フェラーリ 929
3 トロロッソ・ホンダ 822
4 ウィリアムズ 819
5 ルノー 815
6 ザウバー 786
7 レッドブル 783
8 フォース・インディア 711
9 ハース 694
10 マクラーレン 619

チーム別最高速度

最も速いスピードを記録したのはハースF1。ファステストラップでも2位につけた米国のダークホースは、スピードトラップでもモニター上部に名を刻んだ。トロロッソ・ホンダは、全10チーム中4番目の最高速度を記録。ピエール・ガスリーが残した333.3km/hは、レッドブルやマクラーレンを含めたルノー勢を退けた。

今年もチャンピオンシップ争いをリードすると目されているフェラーリとメルセデスは共に、10分の1の位まで同じ334.4km/hを記録し2番手と3番手につけた。同じルノー製エンジン「R.E.18」を搭載するにも関わらず、5番手レッドブルと10番手最下位マクラーレンの速度差は7km/hと大きい。

Pos. Team Driver km/h PU
1 ハース ケビン・マグヌッセン 336.4 フェラーリ
2 メルセデス バルテリ・ボッタス 334.4 メルセデス
3 フェラーリ セバスチャン・ベッテル 334.4 フェラーリ
4 トロロッソ ブレンドン・ハートレー 333.3 ホンダ
5 レッドブル ダニエル・リカルド 331.3 ルノー
6 フォース・インディア セルジオ・ペレス 331.3 メルセデス
7 ウィリアムズ ランス・ストロール 331.3 メルセデス
8 ザウバー シャルル・ルクレール 329.3 フェラーリ
9 ルノー カルロス・サインツ 325.3 ルノー
10 マクラーレン フェルナンド・アロンソ 324.4 ルノー

タイヤコンパウンド別最速ラップ

7種類のF1ピレリタイヤ
© Pirelli

桃色ハイパーと紫ウルトラとのギャップは0.897秒、紫ウルトラと赤色スーパーとのギャップは0.213秒、赤色スーパーと黄色ソフトのギャップは0.897秒という結果になった。今季新投入のハイパーソフトの速さは他と比べて突出している。

ピレリのレーシングディレクターを務めるマリオ・イゾラは、ウルトラソフトとハイパーソフトの差は0.7秒前後と予想しており、今回のテスト結果はこれと合致している。

Tyre Time Driver Team Date
ハイパーソフト 1分17秒182 セバスチャン・ベッテル フェラーリ 7日目
ウルトラソフト 1分18秒079 セバスチャン・ベッテル フェラーリ 7日目
スーパーソフト 1分18秒292 キミ・ライコネン フェラーリ 8日目
ソフト 1分19秒189 セルゲイ・シロトキン ウィリアムズ 8日目
ミディアム 1分18秒923 バルテリ・ボッタス メルセデス 8日目